アロマオイルのスプレー

虫よけにハーブは効くの?

 

虫をはらっている人

実はハーブは、虫除けの効果があることでも知られています。ハーブには虫が嫌がる忌避効果があるとされ、「植物が生み出した害虫対策」とも言われています。そのためハーブを玄関に飾ったり、庭に植えたり、ベランダに置いたりすることで、虫を寄せつけにくい環境をつくることができます。ガーデニング好きな方は、そんなハーブを自宅で育ててみたいと思う方も多いと思います。 

庭があるのであれば種から育てるのも楽しいのですが、気軽に始めるなら苗での購入がおすすめです。鉢やプランターに植えることで室、内で気軽に始めることができます。

実際に育てなくても、ハーブから抽出したオイルを利用し、アロマポットで使用したり、加湿器に落とたり、手作りのスプレーをカーテンや寝具に吹きつけたりすれば、虫除けにもなり、香りも楽しむこともできます。ここでは、虫除け効果があるといわれる代表的なハーブをご紹介します。

 

虫除けに効くハーブは何?

緑色のミントの葉

ぺバーミント

日頃、耳にする機会の多いペパーミント。アイスやデザートの香りづけ、手作りのカクテルやミネラルウォーターに入れて飲むのに使うことも多いハーブです。ペパーミントはヨーロッパ原産のハーブです。ミントには「メントール」が含まれていて、虫に対する忌避効果があります。ペパーミント以外にはアップルミントがおすすめです。

料理に使われることが多いですが、精油はアロマテラピーなどにも利用されています。また、虫除け効果や消臭、殺菌の作用を持った万能植物です。虫除けの効果は、ハーブの中でもっとも高いと言われています。簡単に、プランターや鉢を使って室内で育てることもできます。ペパーミントは繁殖力が非常に強く、育てやすいので、お庭やプランタンでの栽培も放置状態でもどん増えていく的な感じで、気軽に栽培できます。

乾燥させて細かく刻んだペパーミントの葉っぱを小さな袋に入れて、クローゼットに入れておけば衣類を虫から守ってくれます。

他にも、脱いだ靴の中に入れると抗菌作用があったり、また水を入れた小さな花器などにペパーミントいけてキッチンに置くだけで、肉や魚を焼いた時の煙を吸ってくれ、部屋ではタバコの消臭効果もあります。トイレの消臭剤としても、おすすめです、地方名産品のお土産にハッカスプレーなど見かけることもあり、虫除けスプレーとして活用する人もいるほどです

タイム

タイムはシソ科のハーブで、一年中緑を保つ常緑の植物です。寒さや乾燥にも比較的強いので、育てやすいハーブと言えます。そしてタイムは、蚊や蝿、ダニなどに除虫効果があるといわれていて、家の周囲などに植えておくと害虫から守ってくれます。
殺菌効果、消毒効果、防腐効果のある成分「チモール」を含みあす。グランドカバーとしても目にすることがあり、一年中緑を保つ常緑植物で、とても育てやすいハーブです。蚊はもちろんダニやハエなどにも効果的です。さらには、ゴキブリにも忌避効果があるとされ重宝されています。

 バジル

バジルに含まれる成分「シオネール」は蚊が嫌う匂いとして知られています。ドアや窓の近くに置いておけば、蚊だけでなくハエの侵入も防いでくれるます、ハエが集まりそうなキッチン周りにポットに入れて置いておくと効果的です。原産地は熱帯アジアやインドで、寒さに弱いのが特徴です。夏は水やりをしっかりするとよく成長します。バジルはその昔、ギリシャでは「王家の薬草」と呼ばれて、その様々な効能から珍重されていたのだそうです。
バジルはこのほかにも、殺菌・抗菌作用が強く、またサポニンと言う成分は咳止めにも良いのだそうです。

ローズマリー

小さな花をつける美しいハーブとして愛されるローズマリーの原産は地中海です。

ローズマリーは香りが強いです、こうした香りの強い植物は、精油にしたら虫よけや防腐剤として用いられることが多いです。独特の強い香りを持つローズマリーは、洋服ダンスの虫よけなどに使われる樟脳と同じ成分を含んでいて、防虫効果が高いハーブと言われています。

低い位置でよく茂り、まとまって成長するので、庭木や境界垣、花壇の縁取りなどにも広く植えることができます。

網戸付近などに置いておくと、虫の侵入を防いでくれます。しかも虫除けだけではなく、抗菌作用や血行促進作用があるといわれています。とても育てやすいハーブとして幅広い層から人気の植物です。煮出して冷ましてからスプレー容器に入れて使います。枝は乾燥させてポプリにしてもいいでしょう。

お料理では、お肉料理などの臭み消しとして利用されるローズマリー。屋外バーベキューやキャンプなどでは、グリルで調理する肉類にローズマリーを加えてお料理すると、蚊や虫が寄ってきにくくなるという経験談もあるようです。

ローズマリーが茂っている様子

ラベンダー

紫色の可憐な花も美しく、そして優しく華やかな香りもとても人気が高いラベンダー。地中海沿岸が原産のシソ科の植物です。
その香りは芳香剤としても高い人気があります。神経を鎮静したり、リラックス効果はもちろん、虫除けとしても知られており、とくに蛾に有効とされています。日本では北海道などでよくみられるラベンダーは、湿気を苦手とするハーブ。育てる時には、雨があたらないような場所に置いてください。

 ゼラニウム

ヨーロッパで古くから愛されているゼラニウム。ヨーロッパでは窓辺に飾る植物として昔から定着しているゼラニウムは、天然の蚊よけ・虫よけとして重宝されてきました。特に、「ローズゼラニウム」は和名で「蚊連草」という名前もついています。
ゼラニウムに含まれるシトロネラールには、蚊に対しての忌避効果があるほか、蚊の好物の二酸化炭素を察知する能力を下げてくれるので、蚊が人間を見つけにくくする効果があるそうです。

元気な赤色やピンク色のキレイな花を咲かせるゼラニウム。初心者にも育てやすい植物だといわれています。

ゼラニウムを窓際に置いたり、庭に植えると、見た目にも鮮やかで、かつ虫除け効果もあり部屋に蚊が侵入するのを防いでくれます。

人間にとってはよい香りなので、ゼラニウムのアロマオイルを部屋で焚くのもおすすめです。また、他の植物を害虫から守ってくれるので、庭の家庭菜園などに、ゼラニウムの鉢植えを加えてみるのもよいかもしれません。

赤いゼラニウムの花 

ニーム

徐々に人気が出ているニームは、インドのアーユルヴェーダでは薬効が高い植物として珍重されています。インド原産のニームは、別名ミラクルニームやインドセンダンともいわれているハーブです。虫除けの作用もあるため、それを目的として購入する人も多い人気の品種です。ニームを置いて観葉植物として置いておくだけでは虫除け効果はないとされており、殺虫成分のある葉や実から抽出したニームの液体をスプレーなどをすることで、蚊やゴキブリなどの虫除け対策になります。また、ニームオイルは、虫除けに絶大な効果を発揮します。200種類もの害虫に効果があるともいわれています。。

ただ、ニームの育て方はまだ確立されておらず、上級者向けの植物といえそうです。

レモングラス

その名の通り、レモンのような香りがとっても爽やかですがすがしいレモングラス。もともとは、熱帯から亜熱帯地方が原産のレモングラスは、古くからインドでは民間療法で用いられていたそうです。レモングラスは、すっきりとレモンに似た香りを持つ植物です。

アロマオイルやハーブティーでも人気があります。トムヤムクンやカレーに使われるハーブとしても有名で、東南アジアの料理に度々登場します。レモングラスには、シトラールという蚊が嫌いな成分が含まれているので、そのため蚊よけになることが実証されています。

虫除けや消毒以外にも、空気中の細菌から守ってくれる効果も持っています。

また、リフレッシュ効果があるため、疲れた心を癒やしたいとき、筋肉の炎症や痛みを和らげ、脚のむくみ解消にも効果的です。

ただし、赤ちゃんには安全な植物ですが、妊娠中の人は注意が必要です。特に妊娠初期は要注意で、レモングラスは子宮を収縮させる効果があり、子宮出血や早産、流産の可能性が高まってしまいます。育てるのも難しくなく、地植えするとぐっと大株に育ちます。

レモングラスは、収穫した葉を室内で逆さにして吊るしておき乾燥させると長持ちします。乾燥ポプリにするのもおすすめです。

レモンユーカリ

正式名は「ユーカリ・シトリオドラ」というユーカリですが、こちらもレモンのような香りがするため、「レモンユーカリ」と呼ばれています。爽やかな香りにピリッとする刺激を含みます。蚊が嫌う成分として、虫除けに効果的なのが「シトロネラール」という成分です。レモンユーカリは、シトロネラールを含む割合が、シトロネラよりも多いです。

レモンユーカリの香りは鎮静作用がありますので、レモンユーカリから虫除けスプレー等に使用し、イライラ解消も期待できます。

シトロネラ

シトロネラはシャンプーの香りにも使用されることの多いお馴染みの植物です。シトロネラはシトロネラ・グラスとも呼ばれる爽やかなレモンのような香りがするハーブです。レモングラスと同じ仲間のハーブです。シトロネラの「シトラール」という成分によって、蚊の二酸化炭素察知能力を鈍らせる効果があります。昔から虫よけの効果を期待されて、「蚊帳」などに一緒に編み込んで使われていました。
シトロネラの成分は、市販されている虫除けスプレーや虫除けキャンドルにも使われているもので、その効果はおり込み済みです。

シトロネラのアロマオイルは、ゼラニウムとブレンドすると虫除け効果がアップします。

コットンなどにアロマオイルを染み込ませて置いておくのもおすすめです。

虫除けだけでなく、トイレの嫌なアンモニア臭にも効く植物です。

また、心を高揚させ、暗い気分を明るくスッキリとさせてくれる効果があります。

病気の回復期や弱っているときに近くに置いておくと、体の活力や精神のバランスを回復させてくれます。

ティーツリー

ティーツリーとは、オーストラリア南東部原産の低木樹、ティーツリーから採取されるオイルで、オーストラリア先住民アボリジニに古くから薬として利用され、現在でも消毒や治療に使う「常備薬」として家庭に置いている家が多くあります。

虫に刺されたら、殺菌作用のある「ティーツリー」を1滴、患部に直接塗りましょう。

解毒作用のあるティーツリーオイルは、オーストラリアでは消毒剤として病室で採用している病院もあるほど、効果があります。素早くケアしてくれるので、虫刺され痕を残さないと言われています。虫刺され以外にも、にきびや口腔のカンジダ、皮膚のカンジダ、皮膚炎・湿疹、ヘルペス、爪・股・足の白癬など、幅広い症状に効果があり、直接皮膚につけても安心な万能オイルです。

虫除けにはアロマスプレーがおすすめ

アロマオイルと虫除けスプレー

 アロマを使った虫除けを実践される方が年々増えてきています。数年前まで、エッセンシャルオイル(精油)を使って虫よけができることは、あまり知られていませんでしたが、有害性の心配される市販の虫除け剤は使いたくないという方の間で認知が急速に広まっています。

エッセンシャルオイル(精油)には、殺虫剤のように虫を殺す働きはありませんが、蚊などの昆虫は、特定のエッセンシャルオイル(精油)の香りを嫌います。こうしたエッセンシャルオイル(精油)のアロマを身にまとうことで、蚊は近寄るのを嫌がるようになるため、虫に刺されにくくすることができます。

 

虫除けスブレーの作り方は?

 アロマオイルとスプレー容器とビーカー

用意するもの

・キャリアオイル(ホホバオイル等)あるいは無水エタノール:5ml
・アロマオイル(精油):10滴
・精製水(ミネラルウォーターでも代用可):45ml
・スプレー容器

1.キャリアオイルはどれを使ってもスプレーを作ることはできますが、品質が安定していて、比較的粘性の低いホホバオイルがお勧めです。ホホバオイル以外は、グレープシード、スィートアーモンド等が使いやすいです。キャリアオイルがない場合は、無水エタノールで代用可能です。エタノールを使えば、エッセンシャルオイル(精油)と水を完全に混ぜ合わせることができます。

2.蚊など虫除け効果のあるエッセンシャルオイル(精油)で、代表的なものは上記にあげたハーブ類の中で以下がおすすめです。

▪ シトロネラ
▪ レモンユーカリ(ユーカリシトリオドラ)
▪ ゼラニウム
▪ レモングラス
▪ ラベンダー
▪ ペパーミント
▪ ティートゥリー
特に代表的なものは、レモンユーカリ、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウムです。

これらは、蚊の忌避作用がると言われるアルデヒド類の「シトロネラール」、 モノテルペンアルコール類の「シトロネロール」「ゲラニオール」を含んでいます。レモンユーカリがシトロネラールを高濃度含んでいておすすめですが、自身にあった香りも重要なポイントです。レモンユーカリ(ユーカリシトリオドラ)は樹木系(レモンに似ている)、
シトロネラは柑橘系(レモンに似ている)、ゼラニウムは強めフローラル系(酸味系)です。これらの課の忌避作用がある精油に、好きな香りの精油を加えるというのも有効でしょう。ミントやラベンダーを加えるのもいいかもしれません。

アロマ用の凝縮された精油は、ネットでいろんな種類のものが少量から販売されています。

3.ミネラルウォーターでも代用可ですが、劣化をかんがえると精製水がおすすめです
4.
100円ショップで売っているスポイト注射器やアルコール可能なスプレー容器などでも使用できますが、漏れ防止等を考えるとやはりアロマ用・化粧用のボトルのほうがいいです

 

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