大腸がん検診

2020年1月29日「ガッテン」で大腸がんの予防や対策について放送されます。大腸がんは女性死亡数第1位です。ここでは、過去のガッテンやNHK健康チャンネルをもとに、大腸がんの予防や対策についてまとめました。最新の「ガッテン」の放送後、必要内容を追加します。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんでは死ねない!

便検査キット

2020年1月29日NHK「ガッテン」のテーマは「大腸がん」です。

部位別がん死亡数で、大腸がんは、女性の死亡率1位で、男性は3位です。

主な要因と見られるのが、便潜血検査で陽性が出ても、精密検査に行かない人が多いことです。

理由を調べると、出てきた言葉が「痔(じ)だから血がつくのは当然」です。

痔があると本当に検便の意味はないのでしょうか。

今回のガッテンでは、7000人の大規模調査を敢行し、がんサバイバーの貴重な証言も交えて最新情報が放送されます。

ここでは、2016年10月26日放送された「大腸がんにならないぞSP」やNHK健康チャンネルから大腸がんのポイントを紹介します。

さらに、2020年1月29日放送後、大腸がんについて、さらに必要な内容を更新します。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんの実状とは?

がんの中で日本人が最も多くかかっているのが「大腸がん」です。

新たに大腸がんと診断される人は、1年間で13万5000人もおり、成人男性の11人に1人、女性の13人に1人がかかると推測されています(2014年データ)。

上述した通り、部位別がん死亡数で、大腸がんは、女性の死亡率1位で、男性は3位です。

一般に大腸がんは、進行が遅い、性質が比較的おとなしい、ほかの臓器に転移しても切除可能といった特徴があり、治る可能性の高いがんと言われています。

そのため、早期に発見して適切な治療を受けることが重要となります。

外科手術で根治可能な大腸がんは、大腸がん検診を正しく受診すれば、約9割の確率で見つけることができます。

大腸がんになると、便秘や下痢、血便や腹痛、便が細くなるなどの自覚症状が現れる場合があります。

ただ、これらは大腸がんが進行してからの症状なので、早期発見のためには、定期的な検診を受けることが何よりも重要です。

ところが、日本人の大腸がん検診の受診率は欧米などと比べて低いことが指摘されています。

ここが、今回「ガッテン」が取り上げた、大腸がんの日本人の検診に対しての意識だと思われます。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がん増加の原因とは?

大腸がんが増えているのは、食生活の欧米化が原因で、肥満とアルコールのとり過ぎが、大腸がんを引き起こしやすい原因であることが明らかになってきたそうです。

ほかにも、運動不足や喫煙なども大腸がんの発症に関わっている可能性が高いとされています。

また、高齢になると発症しやすく、遺伝性の場合もあります。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんの検査とは?

主な検査は、便潜血検査と大腸内視鏡検査です。

自治体や職場で行われている大腸がん検診で、40歳以上の人に推奨されているのが便潜血検査ということです。

人間ドックを受けている方は、毎回検診の度に提出されていますよね。

便潜血検査では、採取した2日分の便を提出し、便に血液が混じっていないかどうかを調べます。

2回のうち1回でも陽性になれば「要精密検査」となり、大腸内視鏡検査を受診します。

ところが、楊精密検査となっても、そのままスルーしてしまうのが問題です。

1月29日放送の「ガッテン」にて、この実体とリスクが説明されると思います。

大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から挿入し、大腸の粘膜の様子を調べます。

病変が見つかったときは、組織を採取して調べたり、その場でポリープや早期がんを切除したりすることもあります。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんの新しい検査とは?

その他にも、新しい検査が登場しました。それは、「CTコロノグラフィー」と「カプセル内視鏡」です。

「CTコロノグラフィー」は、CT検査のデジタルデータを用いて画像処理を行い、三次元画像でがんを診断することができる検査です。

内視鏡を使用せずに、体の外から調べることができるので、痛みを感じることはありません。「CTコロノグラフィー」は保険適用されています。内視鏡検査に抵抗感のある人が受けるケースが多いようです。

「カプセル内視鏡」は、カメラと無線装置が内蔵された、長さ約3cm、直径約1cmのカプセルです。

どちらも、6mm以上のがんやポリープを9割以上発見できます。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんのもと「大腸ポリープ」とは?

大腸がんのもととなる大腸ポリープには、腫瘍になるものとならないものがあります。

腫瘍にならないものに「過形成性ポリープ」と呼ばれる、一種の老化現象のようなものがあり、歳をとると誰にでも見られるそうです。

一方、腫瘍には良性と悪性の2タイプがあります。

大腸ポリープの約8割は良性の腫瘍で「腺腫」と呼ばれ、このうち悪性のタイプががんです。

この腺腫については、2016年10月26日放送された「大腸がんにならないぞSP」で詳しく特集されました。

そこでは、大腸カメラを50歳をめどに一度受けて 腺腫があれば「がんになりやすい体質」 なければ「がんになりにくい体質」とわかるということが紹介されました。

ただ、良性でも大きさが1cmを超えるとがんを含んでいる可能性が高まり、いわゆる前がん病変とされます。

大腸では前がん病変の段階で腫瘍を内視鏡的に発見・切除することで大腸がんの罹患率ひいては死亡率まで減少できることがほぼ確実となっています。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんの検査の目安は?

検査は、「40歳以上の人は便潜血検査を年に1回は受ける」ことがすすめられています。

自治体や職場の大腸がん検診で受けることができます。

便潜血が1回でも陽性になった場合は、精密検査の大腸内視鏡検査を受診することになりますが、この精密検査では筋層より深く浸潤した大腸がんを発見することが主な目的となっています。

内視鏡で完治可能な段階の病変や早期がんを発見するためには、人間ドックなどの内視鏡検診を受診することが重要です。

「50歳になったら一度は大腸内視鏡検査を受ける」ことが検査の目安となるそうです。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?大腸がんを予防に大切なことは?

大腸がんを予防するには「運動」と「食事」が大切になってきます。

「運動」は大腸がんのリスクを下げることが分かっています。

日常生活の中での歩行や自転車走行等の軽い運動でも効果が認められているので、できる範囲で継続して体を動かすことが重要とのことです。

「食事」では「食物繊維」をとることが予防となります。

食物繊維の摂取が極端に少ない人では、大腸がんのリスクが高くなる可能性があるという報告があるそうです。

食物繊維は、「野菜類」や「イモ類」、「豆類」、「果物」などに多く含まれています。

逆に、「大腸がんのリスクを上げる食品」もあります。

ハム・ソーセージなどの加工肉と牛・豚肉などの赤肉です。

これらを大量に食べるとリスクが上がる可能性があるそうです。

また、飲酒でも大腸がんのリスクが高くなることが明らかになっています。

お酒の目安は、一日で日本酒であれば1合、ビールであれば大瓶1本、ワインであればグラス2杯が目安となります。

「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?2020年1月22日放送の内容更新!

私は大丈夫という意識が、大きな危険を招きます。

これが正常性バイアスと言う心理です。

正常性バイアスで問題になっているのが、大腸がんです。

この正常性バイアスが、大腸がんのリスクをあげてしまいます。

ガッテンでは、便潜血検査で陽性が出ても、精密検査に行かない人が多い実態を放送しました。

大腸がんは、他の胃がんや肺がんの疑いの再検査に比べて、大幅に再検査に行く人が少ないです。その率は、30%以上です。

なぜ再検査に行かないのでしょうか。

3000人アンケートで調査した結果は以下の通りです。

第1位 59% 痔の血が付いたと思った。

第2位 36% 病院に行く時間がない。

第3位 11% 癌が見つかるのが怖い。

そのほとんどの理由が、自分で痔の血だと思っているからそうです。

便潜血検査では、痔の血と大腸がんの血の区別がほぼつくそうです。

痔の血により、陽性になる確率は2%です。

大腸がんの血は便の中まで血液が混ざり込みますが、痔の血は便に混ざり込まないのがポイントとなります。

便潜血検査で、陽性だった人のうち、大腸がん判定が3~5%で、大腸ポリープ判定がが30~50%です。

大腸内視鏡検査で早期に見つかれば、その場で即取り除くこともできます。

私は大丈夫!と思うことなく、気になった時に医療機関を訪ね、受診することが重要ですね。

再検査を受けないで放っておくと、大腸がんが進行する可能性がありますので、必ず再検査を受けるようにしましょう!

まとめ:「ガッテン」大腸がんの予防や対策は?女性死亡数1位の事実!

大腸

大腸がんは、早期に発見すれば治る癌と言われています。しかし、死亡数が多い理由は、検診を受けなかったり、再受診を受けないことにあるでしょう。

防げる癌なだけに、後悔のないように、大腸がんについて、しっかり知識をつけて、検査を定期的に受ける必要がありますね。

2020年1月29日の「ガッテン」の放送に基づき、必要な内容を更新しました。

大腸がんを軽視することなく、便潜血検査で陽性が出たら、必ず再検査を受けるようにしましょう。

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