
箱根駅伝2023が開催されますが、実況アナウンサーにも注目で、実況や中継車をどのアナウンサー(平川アナや海老原アナや森アナ?)が担当するか気になりますよね。ここでは、箱根駅伝2023の実況アナウンサー、平川アナや海老原アナや森アナのプロフィール、河村アナの過去の名実況、サブアナウンサーの役割、トイレ等について紹介します。
目次
- 1 箱根駅伝2023の実況アナウンサーは?中継車担当は?
- 2 箱根駅伝2023の放送センターの実況アナウンサー:平川健太郎アナのプロフィールや拘りは?
- 3 箱根駅伝2023の1号車の実況アナウンサーの蛯原哲(えびはらさとし)アナのプロフィールや拘りは?
- 4 箱根駅伝2023の2号車の実況アナウンサーの森圭介(もりけいすけ)アナのプロフィールや拘りは?
- 5 箱根駅伝の実況アナウンサーのデータの準備とは?
- 6
- 7 箱根駅伝の過去の実況アナウンサーの河村亮アナの名実況とは?
- 8 箱根駅伝のサプアナウンサーの役割は?
- 9 箱根駅伝の実況アナウンサーはトイレに行けない?
- 10 まとめ:箱根駅伝2023の実況アナウンサーは平川アナや海老原アナや森アナ?河村アナの名実況とは?
箱根駅伝2023の実況アナウンサーは?中継車担当は?

2023年1月2日、3日に、第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が行われます。
日本テレビが1987年の第63回大会から生中継したことをきっかけに、一気に全国区となりました。
国内のスポーツ中継では、最大規模の取材体制と言われ、スタッフは約1000人です。
実況を担当するアナウンサーも約20人態勢で2日間計14時間以上生中継されます。
箱根駅伝の実況アナウンサーは、タイムや過去の記録だけではなく、選手や監督たちのエピソードも交えながら臨場感のある実況を行います。
実況に関わるアナウンサーは全員、一度は全コースを数日かけて歩いて確認しているそうです。主に新人の頃に経験するといい、30年にわたって引き継がれてきた伝統だそうです。
毎年、出場選手全員への取材をもとに作られる膨大な選手資料からどのタイミングで、どんな風に、何を実況するのか、実況アナウンサーもまた箱根駅伝は真剣勝負となります。
チームメイト、学校、家族、友人などすべての人の思いを込めて伝える実況アナウンサーの役割は、箱根駅伝にとって非常に重要な役割を担っています。
2023年の箱根駅伝の担当アナウンサーは以下の通りです。(敬称略)
放送センター 平川 健太郎
1号車 蛯原 哲
2号車 森 圭介
3号車 中野 謙吾
バイク 山本 健太
鶴見中継所 平松 修造
戸塚中継所 安藤 翔
平塚中継所 梅澤 廉
小田原中継所 伊藤 大海
小涌園 大町 怜央
往路フィニッシュ/復路スタート 上重 聡
復路フィニッシュ 菅谷 大介
沿道リポート 杉野 真実
往路優勝インタビュー 町田 浩徳
総合優勝インタビュー 上重 聡
往路直前番組 菅谷 大介・市來 玲奈
復路直前番組 町田 浩徳・佐藤 梨那
「続報!箱根駅伝」 徳島 えりか・弘 竜太郎
【✨本日✨第99回 #箱根駅伝『往路』🏃♂️】
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) January 1, 2023
📺本日あさ7時~ #日本テレビ 系で生中継📡https://t.co/cAwyor1EWG
🎙️放送センター解説:#瀬古利彦
🎙️1号車解説:#渡辺康幸
🎙️ゲスト:#星岳 #宮下隼人 pic.twitter.com/9eO7qF9VU2
箱根駅伝2023の放送センターの実況アナウンサー:平川健太郎アナのプロフィールや拘りは?
平川健太郎(ひらかわけんたろう)のプロフィール
入社年: 1992年
生年月日: 1969年12月21日
出身地: 千葉県八千代市
出身大学: 上智大学文学部英文学
身長: 180cm
血液型: O型
趣味・特技: プロレス観戦
平川健太郎アナウンサーは、元来のプロレスファンで、全日本プロレス中継の実況を希望し日テレに入社し、日テレプロレス班チーフを務めます。
他にもプロ野球やゴルフなども実況を行っています。
今回、6年連続で日本テレビの放送センターから実況を担当する平川健太郎アナウンサーは入社1年目から箱根駅伝に関わり、今回で28回目です。
箱根駅伝中継では、第80回大会と第85回大会から第89回大会まで5年連続(通算6回)で往路ゴール、復路スタートおよびゴールの実況を担当しました。
往路ゴールの実況の際、東洋大学の柏原竜二選手を山の神童、山の竜神とコメントしました。第87回大会の復路ゴールでは、早稲田大学の18年ぶりの総合優勝の瞬間を実況しました。
翌年の第91回大会から、5代目センター実況アナウンサーの村山喜彦(むらやまよしひこ)アナウンサーから6代目センター実況アナウンサーとしてバトンを引き継ぎました。
平川健太郎アナウンサーは、先頭集団を追いかける1号車の担当だった時、忘れられない思い出があるそうです。
選手がスタート直後にカーブを曲がり、1号車が待機する日比谷通りに出てくる瞬間「一斉に姿を現した選手たちが神々しく見え、思わず涙ぐんでしまったんです」と語っています。
アナウンサーは当日まで、出場校へは何度も通い、選手や監督を取材して思いやエピソードを聞きます。
何年も通っているとチームが成長する姿を見届けることにもなり、各大学への思い入れを強くなることからこみあげてくる感情です。
平川アナウンサーは「悔しい2位もあり、うれしい5位もある。表面上の順位だけでは価値は伝わらない。それぞれの選手が1年間、何を目指してこの場にいるのか。一人ひとりの悔しさも喜びも、未来への希望も読み取って伝えたい」と語っていました。
平川アナウンサーは、フルネームを言うことで選手に敬意を表したいという拘りがあるそうです。
また、興奮した現場の後は解説者と静かに話すなど、全体の音のバランスを整えているそうです。
そして!いよいよ箱根駅伝🎽
— 平野康太郎(ABCアナウンサー) (@hirataro_abc) January 1, 2023
明日はABCラジオも箱根駅伝中継です📻
往路解説は今日のニューイヤー駅伝で優勝を果たしたHondaの青木涼真さん!実は法政大学の先輩なのです。色々嬉しい!!
朝5時からの「朝も早よから」も箱根駅伝SPとなってますので合わせてお聴きください😊#箱根駅伝#朝も早よから pic.twitter.com/onDbDYqRzM
箱根駅伝2023の1号車の実況アナウンサーの蛯原哲(えびはらさとし)アナのプロフィールや拘りは?
蛯原哲アナウンサーのプロフィール
入社年: 1997年
生年月日: 1974年7月15日
出身地: 茨城県取手市
出身大学: 獨協大学法学部 (専攻 著作権法)
身長: 171cm
血液型: AB型
趣味・特技 野球観戦(プロ野球から少年野球まで)、ゴルフ、・スポーツジム通い)
蛯原哲アナウンサーは、高校で軟式野球、大学では硬式野球部に所属していたそうです。
プロレス・駅伝・ゴルフの他、過去には「スーパーボウル」の実況を担当していて、オリンピックなど世界的なスポーツイベントでも実況として活躍されています。
蛯原哲アナウンサーは、箱根駅伝では第85回大会から第89回大会までと、2017年、2018年の第93回大会と第94回大会は2号車、昨年の第95回大会は先輩の河村亮アナウンサーに代わり1号車を担当しています。
第90回大会から往路ゴール、復路スタート・ゴールの中継を担当し、第87回大会での最終10区の日本橋からの中継では上武大学のアンカー・地下翔太選手の走りと上武大学駅伝部監督・花田勝彦の鼓舞に感極まりながら実況しました。
2015年の第91回大会と、2016年の第92回大会では青山学院大学の往路及び総合優勝の瞬間を2年連続で伝えました。
蛯原哲アナウンサーは、2017年放送の日本テレビ「衝撃のアノ人に会ってみた!2017秋」で、かつての箱根駅伝ランナーと感動の再会を果たしました。
蛯原哲アナウンサーが再会したのは、2007年の箱根駅伝に6区(山下り)で出場した日本体育大学(当時2年生)の石谷慶一郎選手です。
石谷選手は、脳内に過度の脳せき髄液が溜まってしまい、脳が圧迫されて激痛を伴う水頭症を患っており、母親は、医師から将来は普通に歩けないだろうと言われていたそうです。
高校の駅伝でも、石谷氏の体調不良でチームが棄権せざるをえない状況でしたが、チームメイトがお見舞いに来て「陸上やめるなよ」とやさしい言葉をかけてくれたそうで、箱根駅伝は仲間に誓った恩返しだったそうです。
蛯原哲アナウンサーは、その思いを知っていましたが、「病気のことを伝えてリタイアしたらどうするのか?」「選手全員が主役なのに公平性に欠けるのではないのか?」など、最後まで石谷選手の病気のことを実況すべきか葛藤されたそうです。
それでも、6区の終盤でデッドヒートを繰り広げる石谷選手の姿を見て決断し、「石谷が並んだ、並んだ。また逆転!再逆転!! 実は日体大の石谷2生は生後2カ月で水頭症を発症しました。左右の首からお腹にかけて2本の管を通して体内を循環させる手術を行いました。
同じ病気の人の支えになりたい。そう話していた石谷が日大にくらいついています!!」と実況しました。
10年たった今でも、箱根路を走り下りる石谷選手の姿が忘れられないと涙を流す蛯原哲アナウンサー。
箱根駅伝で実況することの責任と感動がわかるエピソードですね。
箱根駅伝2023の2号車の実況アナウンサーの森圭介(もりけいすけ)アナのプロフィールや拘りは?
森圭介アナウンサーのプロフィール
入社年: 2001年
生年月日: 1978年11月20日
出身地: 埼玉県越谷市
出身大学: 一橋大学社会学部
身長: 167cm
血液型: A型
趣味・特技: ギター、ベース、ドラム、カメラ、読書
森圭介アナウンサーは、平日昼のワイドショー「スッキリ」キャスターを担当しています。
森圭介アナウンサーは、2005年の第81回箱根駅伝中継に参加し「小涌園前実況」を務め、
2016年から2018年は3号車、2019年は2号車での実況を担当しました。
箱根駅伝で「1番あせったシーン」について森圭介アナウンサーは、「大迫傑選手のデビュー戦のときに、3位以下の15チームが大混戦で中継所にきた。
全チーム実況するという鉄の掟があるので血の気が引いた。その場面を実況しきって安心してしまい、大迫選手へのインタビューの際に『大迫』と呼び捨てにしてしまったときが一番あせった」などとコメントしています。
あけましておめでとうございます。毎年元日は、箱根駅伝のリハーサル!
— 森 圭介 / 日テレアナウンサー (@moritwi) January 1, 2023
選手のみなさん、明日あさって、力を出し切れることを祈ってます!#箱根駅伝 pic.twitter.com/H1utlWaxRE
箱根駅伝の実況アナウンサーのデータの準備とは?
箱根駅伝の実況アナウンサーは、アンケートも使って選手の出身地、出身校、身長や体重、ベストタイム、高校や大学での記録などの基本的なデータベースを作ります。
その上で、各チームに1人ずつ、担当のアナウンサーを付け、補欠を含めた選手全員に直接会って話を聞いているそうです。
さらに担当以外の大学にも出向き、選手、監督への直接取材を繰り返し、取材後は内容をメモにして、それを大学別にファイルし、アナウンサー全員が見ることができるようにして共有しているそうです。
その資料は膨大になるが、全てを読み込み、最後は自分用の資料を作るのです。
箱根駅伝の過去の実況アナウンサーの河村亮アナの名実況とは?
河村亮アナウンサーは、1号車を多く担当し、ストーリーを重視した“河村節”で知られています。
2020年は、河村亮アナウンサーは、箱根駅伝の直前番組を担当されました。
河村亮アナウンサーは、箱根駅伝で、心に残る名実況をされていますが、以下2つの河村アナウンサーの印象的な名実況を紹介します。
青山学院大学の3連覇のシーンの際「優勝校としてそして競合校としてこの青山学院大学は高い木として育ちました 高い木になれば一際その背丈が高いだけに強い風を受ける 時には折れそうになる 目立つから周囲からの注目を浴びる プレッシャーを受ける その木は折れないかな? 原監督は心配しました ただこの高い木はしっかりと根を張っていました それはつまり先輩たちの流した汗 そして涙を その根っこから十分に吸ったからこそ張った雄々しいほどの大木に育ちました」と名実況で語りました。
また、2代目山の神として活躍した東洋大学の柏原選手のラストランの際には、「険しい険しい天下の険と言われた大自然の象徴・箱根に挑んで参りましたこの4年間 私たちは時に大自然の脅威の前に人間のちっぽけさそして無力さを痛感します 時にぼう然とします ただ柏原は人間1人の力ではありません ともに絆を信じ 手を取り合い そしてお互いをいたわり合い進むことで不可能は可能にできる 人間の絆 結びつきが不可能を可能にするということを教えてくれました この寡黙な22歳の青年は見事に走る姿は雄弁です この走る姿の雄弁さをもって ともに分かち合いたい友との歓喜の輪 その友の歓喜の輪に飛び込む時に いよいよ柏原竜二 最後の最後 あの芦ノ湖に別れを告げる4年間です」と語り、天下の険と呼ばれる箱根の5区に4年間挑み続けた柏原選手を讃えました。
河村アナの名実況は、箱根駅伝ファンの心にずっと残るでしょう!
箱根駅伝のサプアナウンサーの役割は?
2020年には大会創設100周年を迎え、日本テレビ系列の生中継によってお正月の風物詩になっている「東京箱根間往復大学駅伝競走」、通称「箱根駅伝」。
毎年箱根駅伝の中継に関わるスタッフは1000名を超え、その中には20名ほどのアナウンサーがいますが、表舞台に立つのはこの中の半分程度だそうで、残りは裏方に徹しているそうです。
メインの実況アナウンサーや中継車実況など数名のアナウンサーが生放送の中で喋りますが、これらのアナウンサーには2人から3人程度のサブアナウンサーが付いているそうです。
メインで喋るアナウンサーに的確なタイミングでデータや資料をメモにして渡してサポートします。
箱根駅伝はアナウンサーにとって成長の場でもあります。
新人アナウンサーは実況アナウンサーをサポートする「サブ」という立場から、箱根駅伝の実況人生をスタートさせます。
この仕事をディレクターやアルバイトの人ではなく、若手アナウンサーが担当するのには意味があります。
アナウンサーは次に話す内容に必要な資料を、声に出してサブに指示することができません。
次に何を話そうかということをサブが感じ取り、資料を渡すことができるのは、サブが2、3か月前から実況アナウンサーの取材に同行し、資料作りを一緒に行っているから