ダイヤモンド社の編集者の金井弓子さんが、2022年8月16日放送の【セブンルール】に出演します。ここでは、金井弓子(ダイヤモンド社)さんのプロフィールや経歴、影響を受けた本、話題になっている動物図鑑について紹介します。
目次
金井弓子(ダイヤモンド社)のプロフィールや経歴は?
金井弓子さんは、動物たちの生態をユーモラスいっぱいに描いた『ざんねんないきもの事典』シリーズや『わけあって絶滅しました。』シリーズ等数々のベストセラーを編集しました。
次回8月16日(火)よる11時オンエアの「#7RULES(#セブンルール)」は、書店の児童書コーナーに数多く並ぶ、ゆるかわいいイラストとユニークなテーマの生き物図鑑。そのブームの火付け役ともいわれる ダイヤモンド社の編集者 金井弓子 に密着 🐸! pic.twitter.com/B3PdroldXN
— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) August 9, 2022
NHKでアニメ化され、そして7月8日にはアニメ映画化が決定するというヒットメーカーでもあります。
本屋に行くと、必ずと言っていいほど金井さんの動物図鑑が置いてあり、地味だけれど面白く、思わず「プッ」と笑ってしまいます。
今までになかった新しい切り口で生き物の生態を描き、最後までしっかりと読み応えのある強い魅力を持った本を作る方だという印象を持っていました。
なぜ、金井さんはこれまでにない動物たちの生態を新しい切り口で描こうと考えたのか?
金井さんの経歴について、掘り下げていきたいと思います。
1988年に東京都の新宿区で生まれ、中学・高校は東京都の市ヶ谷にある女子校の出身です。
大学受験では、早稲田大学を目指し勉学に励んだものの、合格できず、女子大に入学しました。
しかし、早稲田大学に行くことができなかったショックを引きずり、入学式に向かったものの、曇り空でテンションが下がったそうです。
専攻も「本が好き」という、なんとなくの理由で決めた日本文学も、本当は勉強したいと思えない学問である様に感じ、3日で中退したというエピソードを持っています。
翌年も、早稲田大学の受験に再チャレンジしたものの、合格できず、法政大学に入学し、サークルや飲み会に青春を注ぎました。
「人生におけるものの見方」を得ることを心がけて過ごしたそうです!
この紆余曲折のあった4年間の経験が、今の金井さんの活躍を支える大切な時間になったのかもしれませんね。
就職活動では、本が好きであるということから、本の制作に携わる仕事に就こうと考え、高橋書店に入社しました。
新卒で働き始めた時から、「28歳までに10万部売れる本をつくる!」という具体的な目標を胸に、営業、編集部での経験を積み重ねました。
4年目には株式会社ダイヤモンド社に転職し、現在は児童書を中心に書籍の編集をしています。
金井さんは、読者から送られてくる本のアンケートはがきを必ず読み、宝物として保管して次はもっといいものを世に出そうとしているそうです。
読者の意見を大切にし、これまで以上の作品を世に出そうとする気持ちが金井さんの頑張りの源であるのだと感じます。
金井弓子(ダイヤモンド社)の影響を受けた本は?
漫画から小説まで幅広いジャンルの本を読む金井さん。
今は荒木飛呂彦さんの「ジョジョの奇妙な冒険」と原泰久さんの「キングダム」などのエネルギッシュで迫力のある作品を読み、仕事がつらい時には毎朝漫画を買ってエネルギーチャージとリフレッシュを図っているそうです。
生き物の本も大好きで、吉川浩満さんの「理不尽な進化」には多大な影響を受けたそうです。
地球に出現する生物種の99.9%以上が絶滅するという事実があり、そもそも生命は「絶滅」するものであるという。
「理不尽な進化」とは、その視点から、歴史を眺めるとどうなるかという「進化論」を描いた科学に時代における思想のあり方についての本です。
「絶滅」というワードや生き物の生態について描いた動物図鑑を書いたことも、もしかしたらこの本から着想を得てこれまでの作品を編集されてきたのかもしれませんね。
本を読むうえで、金井さんが大切にしていることは、人から勧められた本は必ず読むことだそうです。
金井さんは、「多くの読者に読まれた本は、やはり売れている」という考えと、「普段自分が手に取らないような本から思いがけない世界が広がる」という考えをモットーにしteiます。
読者が望む以上の面白い作品を送り込もう!という気持ちが強いのですね。
また、表紙を見た瞬間のビビっと来る瞬間も大切にしているそうです。
いわゆる「ひとめぼれ」ということですが、こういった感覚を大切にしていることも、これまでの作品のタイトルや表紙の作成につながっているのでしょう。
金井弓子(ダイヤモンド社)が編集を手掛けた”話題の動物図鑑”とは?内容は?
気になる内容はというと、すべての「生き物には弱い部分があるということ」、絶滅の悲惨さや不条理さ、そういったものをありのままに、そしてユーモラスに楽しく「プっ」と笑ってしまう本です。
また、動物のイラストも絵本のようなタッチで小さい子からも楽しく読めるようなデザインとなっています。
このようなイラストにした理由としては、遥か昔の生き物をより身近に感じられるようにという思いが込められているようです。
中でも印象的な生き物が、アゴが重すぎてしまったことで食事をとるだけで疲れ果ててしまい、子孫を残すことができずに絶滅してしまったプラティベロドンというゾウ!
そして、人間に襲われた仲間を助けようという優しすぎる習性をもっていたがために、人間につかまって絶滅してしまったという、ステラーカイギュウというジュゴンの仲間です。
かわいそうだけどプッと笑える絶滅の原因を持っている特性や習性だけでなく、人間の残酷さや愚かさについても、「絶滅」という視点でしっかりと説明しています。
「絶滅した生き物」が大集合!話題の『わけあって絶滅しました。展』に行ってみた。 | わけあって絶滅しました。 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/XunKkjbrOy
— 金井弓子 (@kanaiyumiko) August 13, 2022
図鑑というと生き物のかっこいい生態や習性を描いたものがこれまで多いですが、子供にも読ませたくなるような、最初から最後までしっかりと読み応えのある新しい視点で描かれた動物図鑑です。
昨夜『 #ざんねんないきもの事典 』( #高橋書店 )
— かじり みな子 (@kajiriminako) July 15, 2021
を筆頭に数々のヒット作を編集されている#金井弓子 さんの講演を拝聴しました。@JBBYpi
姓が“加尻“だったため
名前だけでウケたり、
24歳の時左目を、36歳の時右目を
白内障を患って両目が人工レンズだったり。
そんな私も、負の蓄積は力だ❣️ pic.twitter.com/OgIuV4y3sf
まとめ:金井弓子(ダイヤモンド社)のプロフィールや経歴は?話題の動物図鑑とは?
ここでは、金井弓子(ダイヤモンド社)のプロフィールや経歴、影響を受けた本、話題になっている動物図鑑について紹介しました。
金井弓子さんのこれからの益々のご活躍に期待します!