2020年1月22日放送「ガッテン」で、おにぎりの美味しい作り方(握り方)が特集されました。ここでは、おにぎりの美味しい作り方や握り方について、「ガッテン」のふんわり、ホロホロになる方法を紹介しています。
目次
「ガッテン」おにぎりの美味しい作り方と握り方は?熱々ごはんだと団子状態に?
2020年1月22日放送「ガッテン」で冷めても美味しいおにぎの作り方が紹介されました、
おにぎりを持参しても、ふんわり握ったつもりなのに、なぜかお米のすき間がぎっちりつまり、べちゃっとしてくっついて硬くなる経験をしている人が多いと思います。
おにぎりの専門店のようなホロホロと口ほどけがよいふんわりおにぎりを作りたいと思いますよね。
ここで重要になるのが、握るときのごはんの温度と水分です。
多くの人が、必ず炊きたてのごはんを、熱々の状態で握り、ラップにくるんで作ります。
番組で調べてみると、大半の人が「熱々の方がおいしそうだから」と炊きたてから、再加熱した“熱々ごはん”を握っていました。
あまり時間をおかずに食べるなら何の問題もないのですが、冷めてから食べるとなると、これが問題になります。
“熱々ごはん”を握ると、余計な水分が逃げられずベチャベチャになります。
また温かいとデンプンが糊(のり)として作用するため、すき間がつぶれ、団子状になりやすいのです。
冷めてもおいしくおにぎりを食べるには、どうすればよいのでしょうか?
「ガッテン」おにぎりの美味しい作り方と握り方は?おひつごはんを使うとふんわり?
おひつに、ごはんを入れると美味しくなりますよね。
美味しいおにぎりのポイントは、そのおひつと同じような効果を活かすことです。
炊き立てのごはんでおにぎりを握ると、時間とともにどうしてもべちゃっとしてしまうのが難点です。
べちゃっとしてそれが固まり、ごはんのつぶを感じることができないおにぎりになってしまいます。
しかし、おひつに入れておいたごはんで握ると、冷めてもふんわりおにぎりになります。
それは、なぜでしょうか。
ポイントは、お米に含まれる水分です。
木が水分を吸ってくれるため、余計な水分がごはんから抜けて、いい感じにごはんが仕上がり、そのごはんで握ったおにぎりは美味しいのです。
一方多くの人のおにぎりでありがちな、熱々のごはんをラップで成型し、そのままくるんでしまうごはんは、おひつと正反対です。
ガッテンでは、実際に熱々ごはんで作ったおにぎりと、おひつで冷ましたごはんで作ったおにぎりを、液体窒素で瞬間冷凍しました。
それぞれ同じ力でたたき割ってみると、熱々の方は大きな塊が残りましたが、おひつのおにぎりは粒上に砕け散りました。
冷めても口ほどけがよいおいしいおにぎりを作るには、やはりおひつで冷まし余分な水分を取り除いてあげるのが大切だったのです!
おひつのごはんは、噛む回数も自然と増えるため、お米の甘みを感じやすいという特徴があります。
「ガッテン」おにぎりの美味しい作り方と握り方は?おひつと同じ効果が得られる方法は?
おひつに入れたごはんを使っておにぎりをつくれば、確かに美味しいですが、今ではおひつを持っているご家庭は少ないですよね。
それでは、どのようにしたらいいのでしょうか。
そこでおひつと同じような効果を得られるおにぎりの作り方をご紹介します。
美味しいおにぎりの作り方
材料
作り方
1.炊き立てのごはんをバットやお皿になるべく薄く平らに広げます。お米の粒やすき間をつぶさないように、ほぐしながら広げてください。
2.1のごはんをうちわであおいで冷まします。目安は体温よりも少し低いぐらいの温度です。一度、ひっくり返して裏の水分も飛ばす。(ごはん300g~500gであれば、表面側を1分半、ひっくり返してさらに1分半ほどあおぐ程度です)。
3.おにぎりをいつも通りに握り完成です。
ラップの上に冷ましたごはんを乗せ、塩(あら塩でない粉末上の塩がおすすめ)を振りかけ、寄せ集めるイメージでくるむと、ふんわり&もちもちの食感が作りやすくなります。
美味しいふんわりおにぎりの握り方
以前ガッテンで話題になった、お茶碗を使って握る方法もご紹介します。
ぎゅぎゅっと握らず、ふんわり握るのがポイントで、ふんわり仕上げるために手ではなくお茶碗を使って握ります。
1、手水用の塩水を作り、手を濡らします。
2、お茶碗の内側に塩水をうすくまんべんなく塗ります。
3、冷ましたご飯をお茶碗にふんわりと加えて軽く指やしゃもじで広げます。
4、お好みの具を真ん中にのせ、残りの半量のご飯をかぶせます。
5、お茶碗を片手で下から持って円を描くように水平に回転させ徐々にごはんをまとめます。
6、一度止めて、ごはんの縁を軽く指で押さえて中の具が飛び出さないようにします。
7、先ほどと同様に、水平にお茶碗を回してまとめます。
8、右利きの方の場合は左の手のひらの上にまとめたごはんを取り出し、右手の人差し指・中指・親指の3本の指だけを使って三角形に整えます。
右手の指を三角の△の上の辺の形にして、ご飯の上にセットして形を整えます。
にぎゅっと握るのではなく、あくまでも形を整えるイメージでやさしく握ります。
9、ごはんを回して残りの辺も同様に整えます。
10、手で持っても崩れない程度になればOKです。
海苔を周りにぐるっと一周させるように横方向に巻いて完成です。
まとめ:「ガッテン」おにぎりの美味しい作り方と握り方は?ふんわりホロホロ?
2020年1月22日放送「ガッテン」で特集した、おにぎりの冷めても美味しい作り方(握り方)を紹介しました。
それにしても、おひつの機能というのはすごいですよね。
おひつがなくても、美味しいおにぎりを作る方法のポイントが知ることができ、非常に有用でした。
これで、べちゃべちゃした硬いおにぎりから脱出して、ふんわりおにぎりを持参できます。
それほど難しい方法ではないので、早速挑戦です!