2020年2月27日放送「あさイチ」に、「まとまらない人」や「COOK」の著者であり、躁鬱病を患いながら、「いのっちの電話」を続ける坂口恭平さんが特集されました。ここでは、「あさイチ」で特集された坂口恭平さんの躁鬱病や 「いのっちの電話」 、まとまらない人やCOOKなどまとめました。
目次
坂口恭平さんを「あさイチ」で特集!坂口さん生き方とは?
2020年2月27日放送「あさイチ」に、「まとまらない人」や「COOK」の著者であり、躁鬱病を患いながら、「いのっちの電話」を続ける坂口恭平さんが特集されました。
【メディア情報】
— リトルモアWEB (@LittleMoreWEB) February 25, 2020
2月27日(木)NHK総合「あさイチ」にて、坂口恭平さんが特集されます!
『まとまらない人』刊行記念イベントや、坂口さんが暮らす熊本にも取材が入っていたようです。
これはもはや…映像版『まとまらない人』!?放送は9時台の予定です。
どんな特集になるのか。お楽しみに! pic.twitter.com/lNa3zXxU2o
坂口さんは、路上生活者の暮らしに着目したデビュー作『0円ハウス』から一貫して、資本主義社会の「当たり前」を疑う生き方を追求してきました。
東日本大地震の直後には熊本県に「新政府」を樹立しています。
住居兼仕事場の「ゼロセンター」をつくり、実際に福島県の子どもを無料で受け入れました。
自身も躁鬱の病と向き合いながら毎日書く日々を送っています。
ここでは、「あさイチ」で特集された坂口恭平さんの躁鬱病や 「いのっちの電話」 、まとまらない人やCOOKなどまとめました。
坂口恭平さんを「あさイチ」で特集! プロフィール&経歴とは?
坂口恭平 (さかぐちきょうへい)さんのプロフィール&経歴
坂口恭平さんは、1978年、熊本県生まれです。
坂口恭平さんは、早稲田大学理工学部建築学科卒業しました。
2004年に路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモアブックス)を刊行し、ルポルタージュ、小説、思想書、画集、料理書など多岐にわたるジャンルの書籍、そして音楽などを発表しています。
2011年5月10日には、福島第一原子力発電所事故後の政府の対応に疑問を抱き、自ら新政府初代内閣総理大臣を名乗り、新政府を樹立しました。
躁鬱病であることを公言し、希死念慮に苦しむ人々との対話「いのっちの電話」を自らの携帯電話で続けています。
2012年、路上生活者の考察に関して第2回吉阪隆正賞受賞しました。
2014年、『幻年時代』で第35回熊日出版文化賞受賞、『徘徊タクシー』が第27回三島由紀夫賞候補となりました。
2016年に、『家族の哲学』が第57回熊日文学賞を受賞しました。
現在は、熊本を拠点に活動しています。
2023年に熊本市現代美術館にて個展を開催予定です。
坂口恭平さんを「あさイチ」で特集!躁うつ病と著書「COOK」とは?
坂口恭平さんは、10年ほど前に当時勤めていた会社をうつで辞めたそうです。
その後、医師の診断は「双極性Ⅱ型」でした。
坂口恭平さんは、ひとつのカテゴリに収まらない活動をしています。
坂口さんはひとつのことに集中できない。
いや、 厳密に言うと「手に職をつけられない人」なのです。
路上生活者の住居をフィールドワークした写真集、『0円ハウス』(リトルモアブックス)でデビュー後、小説を書き、絵を描き、歌も歌います。
一個の職業で食っていくことができなく、ひとつのことに集中しようとすると鬱が襲ってくるそうです。
だから当然会社勤めなどできません。
それでも坂口恭平さんは器用で、絵を描き、歌を作り、小説を書き、革靴を作り、セーターを編み、今はアコースティックギターも作っています。
坂口恭平さんは、躁うつ病であることを公表してい。ます
自身の躁うつの日々を赤裸々に綴った『坂口恭平 躁鬱日記』(医学書院・刊)は、当事者が書いた異色の本として業界内外で話題になりました。
また、 坂口恭平さんは『cook』(晶文社・刊)という料理日記も書いています。
坂口恭平さんの朝昼晩の1日3回、食事をつくる様子を写真と文章とイラストで綴った毎日の記録です。
調理を通してうつ状態が改善されていく過程と、その間の思考の変化が描かれています。
坂口恭平さんを「あさイチ」で特集! 死にたい人と通話する「いのっちの電話」?
坂口恭平さんは、東日本大震災後には、生まれ育った熊本で、生活に1円もかからないゼロセンターを開設したり、死にたい人のための相談電話、「いのっちの電話」を携帯ひとつで始めたりと、じつにさまざまな顔を持ちます。
坂口恭平さん は、自殺寸前で「やばい」と思った人がかけていいことになっている「いのっちの電話」なるものを無償でやっていて、ツイッターに電話番号がのっています。
”22歳当時の私は「死にたくなる」「死にたい」と口癖のように(ネットで)言っていたけれど、いま思い返してみればあれは遅れた思春期のソレだっただけだと思う”と、 坂口恭平さんは語っています。
いのっちの電話にかけてくる人やツイッターを取り巻く人は、本当の意味で「死のうかどうか」迷い、闘っている人です。
精神科医が坂口恭平さんのいのっちの電話番号を患者さんに渡したというくらい、医者も認めるカウンセラー?でもあります。
ツイッターでもよく、「いのっちの電話」のやりとりの一部始終がのっています。
死を選ぼうとした人間が生きることを選択する瞬間です。
「あさイチ」でも、丁寧に、しかし自然にカウンセリングしている坂口恭平さんの姿が放映されていました。
一日に3~4件かかってきて、それを8年以上続けてるのです。
坂口恭平さんを「あさイチ」で特集!著書「まとまらない人」とは?
2019年11月に発売された「まとまらない人」は、大反響となっています。
坂口恭平さんは、稀代の芸術家か?革命家か?誇大妄想狂か?0円ハウス、独立国家、いのっちの電話、小説、絵画、料理、編み物…なんでもやってみる坂口恭平さん 。
3日間のインタビューで、坂口恭平さんの矛盾に満ち溢れた矛盾のない全活動が、語り尽くされています。
”僕の小説は、1人の人間が書いてる感じじゃない。/なぜか僕はあらゆる人にシンパシーを感じたり、
その人に対してかわいそうって思ったり、助けたいと思ったりする電気信号がある。/
魔法は使えないけど料理ならできる/みんなからしたら、新政府が頂点だよね。でも、僕には通過点。/
躁鬱病ゆえだと思うんだけど、大事なときは、ぜんぶ恐怖心が飛んでしまう。”(本文より)
今を生きる人達に必要な新常識が満載です。
まとめ:「あさイチ」坂口恭平の「まとまらない人」や「COOK」!躁鬱病や電話?
ここでは、「あさイチ」で特集された坂口恭平さんの躁鬱病や 「いのっちの電話」 、まとまらない人やCOOKなどまとめました。
最後までご覧いただきありがとうございました。