「ガイアの夜明け」ダチョウ抗体マスク!免疫で新型コロナを無力化?

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2020年3月10日放送「ガイアの夜明け」は、新型コロナウイルスの対策として、京都府立大学の 塚本康浩教授のダチョウ抗体マスクに注目しました。ここでは、 京都府立大学の 塚本教授のダチョウ抗体マスクの新型コロナウイルスへの有効性や活動や進捗についてまとめました。

「ガイアの夜明け」新型コロナ対策にダチョウ抗体マスク?

2020年3月10日放送「ガイアの夜明け」は、新型コロナウイルスの対策として、京都府立大学の 塚本康浩教授のダチョウ抗体マスクに注目しました。

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」。

未だ終息の見通しが立たない新型コロナウイルスに対峙する日本企業を取り上げます。

企業活動や市民生活に大きな影響が出始めた中、見えない敵の脅威に挑む日本企業の対策とはなんでしょう?

連日感染拡大が報じられる新型コロナウイルス。

唯一の対策はマスクと手洗いですが、マスクは品薄の上、マスク着用による感染防止に関しても意見が分かれます。

WHO(世界保健機関)は「マスクだけで感染を防げる保証はない。症状がある人だけがマスクをするように」と、マスクはあくまで症状がある人が着用するのが本来の目的と呼びかけており、マスクの着用目的をめぐっても混乱に拍車がかかります。

株式市場の下落や臨時休校の実施など、企業活動や市民生活にも大きな影響が出始めている。国難とも言える状況下で「ウイルス対策」に独自の強みを持つベンチャー企業が動き出していました。

京都では、意外な動物を使った世界初のプロジェクトが始まっていました。

そのマスクで今、俄然注目を集めているのが「ダチョウ抗体マスク」です。

ここでは、 京都府立大学の 塚本教授のダチョウ抗体マスクの新型コロナウイルスへの効果や活動や進捗についてまとめました。

「ガイアの夜明け」ダチョウ抗体マスクとは? 塚本康浩教授 とは?

見た目は普通の立体型の不織布マスクなのですが、従来の静電フィルターに加え、「ダチョウ抗体フィルター」が組み込まれているのが特徴です。

京都府立大学の塚本康浩教授は、ダチョウを使った感染症研究の第一人者です。

2008年に産学連携のベンチャー企業・オーストリッチファーマ株式会社を立ち上げ、4つの牧場でダチョウ500羽を飼育しています。

社名のオーストリッチはダチョウを意味します。

無毒化した病原体をダチョウに打つと、ダチョウの体内で抗体がつくられ、そのダチョウの産んだ卵にも抗体が含まれます。

塚本康浩教授は、「ダチョウはケガの治りも早く、病気で死ぬことが少ない地球最大の鳥類で、驚異的な免疫力と回復力を持っています。抗体をつくる能力も高く、卵も大きいため、ダチョウの卵を使えば抗体を大量に生成することができます。」と語ります。

ダチョウが持つ強い免疫力に注目し、ダチョウの体にインフルエンザウイルスの一部を注射したところ、2週間ほどでウイルスを無力化する抗体を発見しました。

6年の歳月をかけ、ダチョウの卵から抗体だけを取り出す方法を開発しました。

その技術を使い、今度はダチョウの抗体を浸透させたマスクを商品化させたのです。

「ダチョウ抗体マスク」は2008年に商品化され、これまでに約8000万枚も売れたヒット商品です。

塚本さんのもとには、今、国内外の医療機関から新型コロナウイルスに対応したマスクの開発依頼が殺到しています。

「ガイアの夜明け」新型コロナ対策にダチョウ抗体マスクは有効?

抗体作りに必要な新型コロナウイルスは、塚本さんの研究室で扱うことができません。

そこで塚本さんが目をつけたのは「SARS(サーズ)」のウイルスです。

中国の研究チームが発表したレポートでは、SARSウイルスと新型コロナウイルスは、突起部分の特徴が約76%一致しているとの報告がありました。

そこでSARSのウイルスで抗体を作れば、新型コロナウイルスにも有効なのではないかと考えたのです。

毒性のないウイルスの突起部分だけを人工的に再現し、この擬似ウイルスが入った液体とダチョウで作ったSARSの抗体が反応すれば感染防止の効果が期待ででます。

ジールコスメティックスとダチョウ抗体*の共同研究を行っている塚本康浩教授は、中国の研究者によって明らかにされた新型コロナウイルスの遺伝子配列が、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」のウイルス遺伝子配列と類似していることから、すでに開発していたSARS用ダチョウ抗体で結合テストを実施しました。

その結果、 塚本康浩教授 は、感染の抑制効果が期待できると2020年2月24日に発表いたしました。

ダチョウがつくり出す抗体は、ウイルスやバクテリアを不活性化する能力が非常に高く、大量生産も可能で熱にも強いのが特徴です。

これまで、MERSやインフルエンザ、エボラウイルスなどウイルスを不活性化するマスクのほか、スギやヒノキなどの花粉アレルゲンを不活性化するマスクも開発・製造してきました。

新たに新型コロナウイルスに反応するマスクを製造中で、まず医療機関向けに販売される予定だそうです。

また、ドアノブや衣服に吹き付けるスプレータイプの試作品もできているそうです。

マスクは福岡のクロシード株式会社、スプレーは大阪の化粧品会社で株式会社ジールコスメティックスさんに製造してもらい、そこから中国や香港、シンガポール向けに販売する予定だそうです。

さらに、ダチョウ抗体を配合した『のど飴』の生産にも着手しているそうです。

塚本康浩教授は、生きたウイルスをまだ使えないので効果を確かめたわけではありませんが、スプレーを吹きかけることでウイルスが不活性化すると考えています。

まとめ:「ガイアの夜明け」ダチョウ抗体マスク!免疫で新型コロナを無力化?

ここでは、 京都府立大学の 塚本教授のダチョウ抗体マスクの新型コロナウイルスへの有効性や活動や進捗についてまとめました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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