アンビグラムが話題!野村一晟の作り方とは?「ざわつく金曜日」「教えてもらう前と後」

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「教えてもらう前と後」や「ザワツク金曜日」でアンビグラムが取り上げられました。アンビグラムの第一人者野村一晟さんのアンビグラムの作品、作り方などが紹介されました。ここでは 「ザワツク金曜日」 「教えてもらう前と後」で取り上げたアンビグラムと野村一晟さんにスポットをあてさせていただきました。

「ざわつく金曜日」 「教えてもらう前と後」アンビグラムとは?

アンビグラムとは、アメリカ発祥の文字アートで、逆さまにしたり、横から見たりして異なる方向からも読むことができたり鏡に映すと読めるようにしています。

そのままでも2通り以上に解釈して読むことができたり文字の隙間が文字になっていたりするなどのようなトリックアート的なグラフィカルな文字です。

アンビグラムは、「天使と悪魔」という映画で使われていることでも有名です。

「ざわつく金曜日」 「教えてもらう前と後」アンビグラムの第一人者の野村一晟とは!

アンビグラムを説明されたのは、美術講師の傍ら画家兼アンビグラム作家として活動されているデザイナー野村一晟(のむらいっせい)さんです。

野村一晟さんは、アンビグラムの第一人者として、競艇の全日本王者決定戦の「挑戦⇔勝利」ポスター、NHKのドラマ「ぬけまいる」の題字など、多方面で活躍されています。

野村一晟さんの名が、より多く知られるようになったのは、「令和」のアンビグラムを発表されたことではいなでしょうか。

それまでにも、「努力」をひっくり返すと「才能」になったり、「独創」をひっくり返すと「模倣」になったり、といった作品を発表されたていた野村一晟さんが、2019年4月1日12時42分に、以下のツイートを投稿されました。

「『平成』がさかさにすると『令和』になる文字を作りました」と2枚の画像が添付されており、1枚目には「令和」、2枚目には「平成」と書かれていました。

以下に、そのときの 野村一晟さん のtwitterを添付します。

この投稿に対して、多くのコメントが寄せられ、リツイートは1万以上、いいねは4万を超える大反響で、多くの人に大きな衝撃を与えました。

発表から1時間後にはツイートまで完了したその発想と技術に感心し、平成から令和への時代の移り変わりの微妙な日本の人々の心情に寄り添うようなアンビグラムでした。

野村一晟さんは、新しくなったサッカー日本代表ユニフォームのタグデザインもされています。

発表されたサッカー日本代表のユニフォームは、「日本晴れ」をモチーフにした斬新なデザインが話題となりましたが、もう1つ、「日本晴れ」を逆さにすると「侍魂」「撫子魂」になる「サインオフ」が付くということも、大きな話題となりました。

「ざわつく金曜日」 「教えてもらう前と後」野村一晟が考えるアンビグラムの考え方は?

野村一晟さんは、以前のインタビュー記事の中で、アンビグラムとの出会いや考え方について以下の通り語られていました。

野村一晟さんは、トム・ハンクス主演の人気のミステリー映画「天使と悪魔」でアンビグラムが出てきたときに、文字でこんなことができると感動し、これがアンビグラムとの出会いだそうです。

映画の中には秘密結社の名前である「Illuminati」(イルミナティ)という文字のほかに「air」(空気)、「fire」(火)など5つのアンビグラムが登場しており、それを順に真似て描かれたそうです。

子どもころから漢字も好きだったという野村一晟さんは、漢和辞典を開いては、文字のかたちのおもしろさに夢中になりました。

中国の古い思想に「陰陽」がありますが、ものごとには二面性があって、そういう思想の国で生まれた漢字は、アンビグラムに向いているじゃないかとも感じられたそうです。

ものごとをストレートに表現することが苦手な日本人にとって、言葉を回転することで伝えられるアンビグラムは、日本人の気質にも合うんじゃないかと考えられたとのこと。

作品にする文字は、慣用句や対義語、類義語、世間で話題になっている言葉などから考え、言葉の裏に込められた別の意味を表せるんじゃないかと思いながら選んでいるそうです。

ニュースを見ていても、このニュースの裏には別のなにかが隠れているんじゃないかとか、報道されていないところにも注意を払うように。

野村一晟さんは、アンビグラムで世の中を風刺したいと考えられていて、ニュース性の高い言葉にも敏感になっているそうなのです。

野村一晟さんのピックされている言葉そしてその裏にある文字には、いつもストーリー性を感じますが、上記のような考えから生まれてくるのですね!

「教えてもらう前と後」 番組で紹介された野村一晟のアンビグラムは?

「教えてもらう前と後」では、野村一晟さんから、異なる方向からでも読み取れるようなデザインされた文字・アンビグラムについて教えてもらいました。

小学校の図工の授業でアンビグラムを教えられている野村さんの様々な作品を見ながら、思考力と発想力を磨いていきます。

アンビグラム文字

「平成」を逆さに見ると、

「令和」になります。

他人の評価・独創・才能」を逆さにすると、

「無視して良し(他人の評価)・模倣(独創)・努力(才能)」になります。

「挑戦」が、

「勝利」になります。

「壁」が、

「超える」になります。

上記のようなアンビグラムが紹介され、スタジオは驚きに包まれていました。

「ざわつく金曜日」 「教えてもらう前と後」野村一晟が紹介したアンビグラムの書き方は?

アンビグラムは、「似ている所を太くする」ことが書くコツだそうです。

例えば、「ふ」と逆さに書いた「き」は、似ている部分があります。

まず、文字の中で似ている部分を太く書きだしてから、それ以外の部分を付け足します。

そうすると、「ふ」にも、「き」にも見える文字ができるそうです。

野村一晟さんが、このコツを教えてもらった小学生が、1時間で見事なアンビグラムを作成していました。

「たき火」が、

180度反転すると「けむり」に変わりました。

それにしても、子供の対応力や発想力はすごいですね。

またアンビグラムを学ぶことにより、物事を一通りから見るだけではなく多方面から見る能力や癖、そして発想力や創造力が確実に上がると思われます。

野村一晟さん作は、アンビグラムを通じて日本語の面白さや人生論を示した大人も一緒に楽しめる学習クイズ絵本も出版されています。

脳トレにも役立つ無限の可能性を持った言葉が、どんな風に読めるか文字通り「頭をひねって」楽しんでみましょう!!

「教えてもらう前と後」野村一晟が紹介するアンビグラムの多彩な表現とは?

アンビグラムは鏡を用いて行うこともあります。

「陽」の影で、鏡を用いて「陰」を表現されていました。

鏡を使った作品です。

「風邪」に、鏡を45度からあてると、「風邪」が「完治」になりました。

より様々な視点がアンビグラムに含まれているのがわかりました。

まとめ:アンビグラムが話題!野村一晟の作り方とは? 「ざわつく金曜日」「教えてもらう前と後」

「ざわつく金曜日」や「教えてもらう前と後」で取り上げられましたアンビグラムの第一人者野村一晟さんのアンビグラムの作品、アンビグラムの作り方など紹介しました。

令和の発表があったあの日、アンビグラムが脚光を浴び、今では様々な広告や宣伝、企業イメージ含めてアンビグラムが注目されていますよね。

野村一晟さんがピックするポイントは、その時代の潜在的ながらコアな部分であり、本当に印象に残ります。

様々な視点を持つこと、一方的な見方にならないことなど、アンビグラムを挑戦してみても気づくことが多いと思います。

ぜひ皆さんもアンビグラムに挑戦してみてください。

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