2020年3月8日放送「情熱大陸」に、元漁師で水産庁職員の魚食普及人の上田勝彦さんが出演しました。ここでは、「情熱大陸」に登場した、元漁師で元官僚の 魚食普及人の上田勝彦さんのプロフィール・経歴・魚の伝導師としての活動や料理教室などをまとめました。
目次
魚食普及人の上田勝彦が「情熱大陸」出演!元漁師で元官僚?
2020年3月8日放送「情熱大陸」に、元漁師で元官僚の魚食普及人の上田勝彦さんが出演しました。
「魚の伝道師」として人生をかけて日本の魚食文化復興を推進している人が、元漁師で元水産庁職員の上田勝彦さんです。
5年前に、 上田勝彦さんは水産庁の官僚という肩書きを捨て、魚離れが進む水産業界を立て直すために「生産」「流通」「小売」「飲食」「家庭の食卓」の5本を柱に、魚食文化の復興に全国を飛び回り、汗を流しています。
上田勝彦さんは、 「ウエカツ」のニックネームで知名度も高く、漁の現場からスーパーマーケットでの販売、さらに家庭で簡単においしく魚を食べる方法まで、圧倒的な知識で魚の魅力を伝える「魚の伝道師」として知られています。
上田勝彦さんの料理にレシピはなく、教えるのは「料理の仕組み」。塩を打つことや焼くことによる肉質の変化や調味の効果を実演しながら教えていきます。
そこには、“魚料理は面倒くさい”というイメージを覆す、目からウロコの情報が満載です。
上田勝彦さんの料理教室に通う主婦たちは、そのおいしさに驚嘆の声を上げます。
取材中には、北海道・根室で魚体のサイズが不ぞろいであるなどの理由から非食用に回されたり、低い価格でしか評価されない、いわゆる“未利用魚種”の一つであるモクズガニを発見する場面もありました。
ここでは、「情熱大陸」に登場した、元漁師で元官僚の 魚食普及人の上田勝彦さんのプロフィール・経歴・魚の伝導師としての活動や料理教室などをまとめました。
魚食普及人の上田勝彦が「情熱大陸」出演!プロフィール&経歴は?
名前:上田勝彦
愛称:ウエカツ
生年月日:1964年9月
出身地:島根県出雲市
学歴:長崎大学水産学部 卒業
職業:魚の伝道師
1964年島根県出雲市に生まれた上田勝彦さんは、小学校3年生で包丁を研ぎ魚を捌いていたそうです。
実家が漁師だったとか料理店だったわけではなく、ただ魚が好きだったそうです。
魚のことがたくさん学べるという理由で入学した長崎大学水産学部です。
在学中にシイラ漁に夢中になり、休学して日本各地の漁村を巡りました。
そうして漁師と寝食を共にするうちに、興味は魚自体から魚と人との関わりに変わっていきました。
このまま漁師として生きるのも悪くないと思い始めていたころ、漁師仲間に中央に行って漁師が抱える人材不足や高齢化の問題を伝えて欲しいと頼まれたようです。
そんな背景があり、27歳で漁師を辞めた上田勝彦さんは、国家公務員試験を受け1991年に水産庁へ入庁しました。
水産庁では、瀬戸内海の漁業紛争調整、南氷洋調査捕鯨、マグロ漁場開拓、日本海の資源プロ回復ジェクトなど様々な公務に携わりました。
しかし、上田勝彦さんの働き方は多くの官僚とは違い、机上の調査だけでなく、自ら現場へと足を運び、時には共に漁をして、漁師から消費者に至るまでの様々な立場の人々の声に耳を傾けていたそうです。
”現場は真剣に仕事をしている。でも、衰退の兆しは明らかで、だれかが支えなければ漁師は廃業を余儀なくされる。では支えるのはだれか。国でもなければ自治体でもない。消費なんです。獲ったものを運んで、調理して、食べる。その流れが現場を支え、国の力となり、魚食文化をつないでいく。”
食育や調理などの講習依頼を受け、全国を飛び回るようになりました。
そして、2015年50歳の時に水産庁を辞職し、自身の愛称である「ウエカツ」を社名にした「ウエカツ水産」を立ち上げます。
社是は「サカナ伝えて、国おこす」です
現在に至るまで、変わらない熱い想いを抱いたまま、圧倒的な知識で調理の仕組みを教える料理教室や講演など、休日返上して魚食の復興に努めています。
魚食普及人の上田勝彦が「情熱大陸」出演! 魚の伝道師の想いとは?
上田勝彦さんは、水産省入省以来、水産業におけるサカナと人間の関係、それに関わる人間と地域社会を目の当たりにしました。
漁業者の苦しみ・悩みをたくさん見てきた上田勝彦さんは、いつしか日本の漁業を活性化したい思いに変わっていくのです。
上田勝彦さんは、「魚をもっと知ってほしい、食べてもらいたい」との想いは、トークと料理で魚の魅力を伝える“魚の伝道士”になりました。
上田勝彦さんは、魚離れを解消するには「売り方や、食べ方」を見せればいいと考えたそうです。
魚食普及人の上田勝彦が「情熱大陸」出演! 料理教室は?
上田勝彦さんの料理教室は、拠点を置かず全国各地で開かれています。
その内容は、料理のレシピ紹介にはとどまらず、魚の捌き方から船での魚の食し方、魚と人との関わりに関する講話などと様々です。
しかし、学校でも高級ホテルのホールでも、軽快なトークと元官僚とは思えない漁師然とした親しみやすい恰好で、伝えたい彼の想いは芯が通っています。
魚と日本人を繋ぐため、魚のおいしさを伝えてくれます。
大事なのは「しくみ」を知ることだそうです。
丸暗記のレシピではなくて、おいしくなる「しくみ」を知ることで芋づる式に料理数が増えていくのだそう。
上田勝彦さん初の著書となる「目からウロコの魚料理」はおすすめです。
上田勝彦さんが教える驚きの調理法が「湯煮」とよばれるものなんです。
簡単に言ってしまえば、切り身をちょっと洗ってお湯で煮る料理です。
湯煮の仕方は以下の通りです・
”材料
魚の切り身
あら塩
酒
作り方
1.切り身を流水で3秒洗い、押さえるように拭きます。
2.大きければ繊維にそって縦に切ります。
3.切り身に少量のあら塩を振りかけ(薄塩という)5分おきます。
4.フライパンにたっぷりの水を入れて火にかけ、酒大さじ1を入れます。
5.4の湯が沸いたら切り身を入れ、沸騰させないように火を弱め1~2分ほど茹でます。
6.箸で身をはさみ、身がほぐれそうになったら完成です。”
このままポン酢などで食べても美味しいですが、煮たり焼いた利しても美味しいです。
まとめ:「情熱大陸」魚の伝導師・上田勝彦!元漁師で元官僚の魚食普及人!
ここでは、「情熱大陸」に登場した、元漁師で元官僚の 魚食普及人の上田勝彦さんのプロフィール・経歴・魚の伝導師としての活動や料理教室などをまとめました。
最後までご覧いただきありがとうございました。