2020年1月9日「主治医が見つかる診療所」でフリーランス医師の存在、何科に多いか、フ年収など放送されました。ここでは、「主治医が見つかる診療所」のフリーランス医師の存在や年収などの情報と、その他フリーランス医師について調査した情報も含めて紹介します。
目次
「主治医が見つかる診療所」フリーランス医師とは?
フリーランス医師は、「ドクターX」「白い巨塔」などの人気ドラマを通して、その存在が知られるようになりました。
フリーランス医師と呼ばれる医師は通常、「医局」には属していません。
以前は医局に属していないと病院に勤務することはほぼ不可能だったそうですが、雇用が流動化し、転職エージェントなどもでてきてからは医局の紹介を得ずに直接病院と契約する医師も増えているそうです。
医師の中には特定の常勤先を持たない医師もいて、一般的にはこういう医師が「フリーランス医師」と呼ばれるそうです。
人気ドラマの影響もあり、「フリーランス医師になりたい」という若手医師も増えているそうです
「主治医が見つかる診療所」フリーランス医師は何科が多い?
2020年1月9日放送「主治医が見つかる診療所」で、フリーランス医師が存在するかどうか、またその実体について紹介されました。
まずフリーランス医師が存在するかどうかの質問については、「主治医が見つかる診療所」のスタジオにいる医師全員が「存在する」と回答していました。
特に麻酔科や、画像診断のような、一般的には患者さんを直接受け持たない診療科だと、フリーランスとして活動しやすいそうです。
逆に、患者さんを受け持つ外科などの診療科では、専門技術を売りにしたフリーランスが成り立つことはまれでしょう。
麻酔科医は、手術の前日の夕方くらい患者に説明をしに来ます。
当日の朝、麻酔科医がきたときには、半分点滴が入った状態で「よろしくお願いします。」と麻酔をしたら患者は眠りにつき、目が覚めた時は回復室にいます。
患者とはほぼ会うことはなく、一日半くらいの仕事で、麻酔が一番重要な時間に役割を遂行すれば、麻酔科医の仕事は終わります。
そのため、麻酔科のフリーランス医師が一番多いそうです。
確かに、病院ホームページに「麻酔はフリーランス医師が担当します」と明記する施設も見かけます。
日本の医療業界は深刻な「麻酔科医不足」に陥っています。
複数の手術を受け持つ常勤麻酔科医の負担を軽減するために、若干報酬が高くてもフリーランス医師と契約したいと考える病院は多いのです。
「主治医が見つかる診療所」麻酔科医以外のフリーランス医師は?
その他には、内視鏡一本抱えて全国診ていくフリーランス医師も存在するそうです。
また、30代の若い医師で、どこの医局にも属さないで、いろんな外来をアルバイトしながらやっているフリーランス医師もいるそうです。
内科医にも、いろんな病院の外来に行く医師、つまり何曜日はA病院に何曜日はB曜日に行くようなフリーランス医師もいるそうです。
外科医の場合、手術になると術前からの入念な検査やチームでの会議、麻酔科との連携、術後の回復を診るなど、手術の日だけ来て仕事が終わりというわけにはいかないためフリーランス医師では対応が難しいのです。
フリーランスの外科医がいないというわけではありませんが、数は少ないのが現状だそうです。
最近の傾向としては、精神科や訪問診療などの人気も高くなっているそうです。
「主治医が見つかる診療所」フリーランス医師の年収は?待遇は?
「主治医が見つかる診療所」の番組では、実際にフリーランスの医師である中野隆弘医師(36歳)を取材しました。
専門は、麻酔科医でした。
麻酔科医の医師は、やはり一番多いそうです。
中野先生は、防衛省の医師からフリーランスに転職されたそうです。
収入はかなり変わったそうで、防衛相の医師時代の年収は1200万円、フリーランスに転身後の年収は約2500万円だそうです。
不安定ですが、稼げる人は稼げるそうです。
技術はあって当たり前なので、プラスして人間性が重要とのことでした。
以下は、番組とは別にフリーランス医師の年種の相場を調べた情報です。
一般に、フリーランス医師の平均時給は1万円が相場といわれています。
1日8時間、月に20日間勤務すれば、年収はおよそ2,000万円となり、医師の平均年収である1,500万円を大きく上回る収入が手に入るともいわれています。
時間の猶予もあり給与も高いことから、ゆくゆくの開業を考えている医師がフリーランスになることも多いとの情報もありました。
まとめ:「主治医が見つかる診療所」フリーランス医師は存在する?年収は?
1月9日放送「主治医が見つかる診療所」フリーランス医師の存在、何科に多いか、フリーランス医師の年収などの情報と、その他フリーランス医師について調査した情報も含めて紹介しました。
人気ドラマ「ドクターX」により、フリーランス医師への関心は集まっています。
今後、フリーランス医師がどのような科にも広がっていくのか、フリーランス医師の数は増えていくのか、そして年収もあがっていくのか興味がありますよね。
また、患者の立場から、様々なしがらみに縛られない、腕一本で職人技のように治療してくれるフリーランス医師には、興味がある人も増えていくのではないでしょうか。
フリーランス医師により、医師自体の働き方の選択肢も増え、また患者の選択肢も増えるような、新たな時代に来ているような気がしました。