2020年5月31日放送「情熱大陸」に、アイヌの木彫家の貝澤徹(かいざわとおる)さんが登場します。ここでは、「情熱大陸」に登場した、北海道平取町の貝澤徹(アイヌの木彫家)のプロフィール・経歴・ゴールデンカムイに影響についてまとめました。
目次
「情熱大陸」貝澤徹さん(アイヌの木彫家)に出演!
2020年5月31日放送「情熱大陸」に、アイヌの木彫家の貝澤徹さんが登場します。
5月31日 23:00~『情熱大陸』木彫家/貝澤徹
— 情熱大陸 (@jounetsu) May 24, 2020
世界で注目されるアイヌの木調家が挑む、
新たな“カムイ”#情熱大陸 #mbs #tbs #貝澤徹 #木彫家 pic.twitter.com/as1zTuxTlU
最近になり、注目を集めているのが先住民アイヌです。
「アイヌ新法」の成立だけではなく、直木賞受賞作『熱源』や漫画『ゴールデンカムイ』により、多くの人がその文化の多様さや親しみやすさ、そして自然との共存を模索するその精神性に魅せられています。
震災や新型コロナで揺れる日本において、その注目度は高まるばかりです。
北海道、日高地方平取町に位置する二風谷でコツコツと木を彫り続ける貝澤徹さんはそんなアイヌの歴史を継ぐ一人です。
しかしながら、マイケル・ジャクソンやクイーン、イーグルスを愛し、冗談好きな貝澤さんは、「僕、アイヌ語わからないんです」と人懐っこい笑顔と独特の笑い声を上げます。
また、アイヌが食した「いなきび」の調理方法も、詳しくはよく分からないそうです。
貝澤にとって、「アイヌ」は、家族の歴史と生活の一部でありながら、その複雑な歴史の中で完全な形では伝えられてこなかった「自分の中に潜む他者」でもあるのです。
だからこそ貝澤さんは、この現代においてアイヌとは何なのかと問い続けます。
自分のアイデンティティーと向き合い、独自の作品を生み出してきた貝澤徹さんは日本だけでなく、世界各地の人々を魅了しています。
ここでは、「情熱大陸」に登場した、北海道平取町の貝澤徹(アイヌの木彫家)のプロフィール・経歴・ゴールデンカムイに影響についてまとめました。
「情熱大陸」貝澤徹さん(アイヌの木彫家)のプロフィールは?
貝澤徹さんは1958年9月11日、北海道平取町二風谷に生まれました。
工芸家の父(勉)やその仲間の職人に囲まれて育ちました。
曾祖父の貝澤ウトレントクは、明治時代に名工といわれた二人のうちの一人です。
その曾祖父から引き継ぐ伝統を重視しながら、そこに独自の感性と技術をとけ込ませ、自分らしさやメッセージを表現する、独創的なアイヌアートに精力的に取り組まれています。
代表作「UKOUKU(ウコウク)/輪唱」は、昔のアイヌ民族の入れ墨をした女性の手の写真から発想し、世代交代しながら文化が受け継がれるというメッセージをこめて創り上げたそうです。
北海道アイヌ伝統工芸展北海道知事賞ほか受賞多数の木彫家であり、北海道平取町の「北の工房 つとむ」の店主でもあります。
「情熱大陸」貝澤徹さん(アイヌの木彫家)の経歴は?
貝澤徹さんは高校3年間、二風谷を出て、白老(しらおい)で下宿生活をしたそうです。
貝澤徹さんは、高校時代は吹奏楽部に所属し、アルトサックスを吹かれていたそうで、高校を卒業して二風谷に戻り、子熊の世話をしていました。
当時、猟師が捕まえたヒグマの子を売りに来ていたそうです。
また実家が土産店だったので、彫刻刀を握ったこともなかった貝澤さんは、店先で客寄せのために彫物の実演を始めたそうです。
父や祖父の見よう見真似で、自然に彫り方を覚えていったそうです。