アイヌ

2020年5月31日放送「情熱大陸」に、アイヌの木彫家の貝澤徹(かいざわとおる)さんが登場します。ここでは、「情熱大陸」に登場した、北海道平取町の貝澤徹(アイヌの木彫家)のプロフィール・経歴・ゴールデンカムイに影響についてまとめました。

「情熱大陸」貝澤徹さん(アイヌの木彫家)に出演!

2020年5月31日放送「情熱大陸」に、アイヌの木彫家の貝澤徹さんが登場します。

最近になり、注目を集めているのが先住民アイヌです。

「アイヌ新法」の成立だけではなく、直木賞受賞作『熱源』や漫画『ゴールデンカムイ』により、多くの人がその文化の多様さや親しみやすさ、そして自然との共存を模索するその精神性に魅せられています。

震災や新型コロナで揺れる日本において、その注目度は高まるばかりです。

北海道、日高地方平取町に位置する二風谷でコツコツと木を彫り続ける貝澤徹さんはそんなアイヌの歴史を継ぐ一人です。

しかしながら、マイケル・ジャクソンやクイーン、イーグルスを愛し、冗談好きな貝澤さんは、「僕、アイヌ語わからないんです」と人懐っこい笑顔と独特の笑い声を上げます。

また、アイヌが食した「いなきび」の調理方法も、詳しくはよく分からないそうです。

貝澤にとって、「アイヌ」は、家族の歴史と生活の一部でありながら、その複雑な歴史の中で完全な形では伝えられてこなかった「自分の中に潜む他者」でもあるのです。

だからこそ貝澤さんは、この現代においてアイヌとは何なのかと問い続けます。

自分のアイデンティティーと向き合い、独自の作品を生み出してきた貝澤徹さんは日本だけでなく、世界各地の人々を魅了しています。

ここでは、「情熱大陸」に登場した、北海道平取町の貝澤徹(アイヌの木彫家)のプロフィール・経歴・ゴールデンカムイに影響についてまとめました。

「情熱大陸」貝澤徹さん(アイヌの木彫家)のプロフィールは?

貝澤徹さんは1958年9月11日、北海道平取町二風谷に生まれました

工芸家の父(勉)やその仲間の職人に囲まれて育ちました。

曾祖父の貝澤ウトレントクは、明治時代に名工といわれた二人のうちの一人です。

その曾祖父から引き継ぐ伝統を重視しながら、そこに独自の感性と技術をとけ込ませ、自分らしさやメッセージを表現する、独創的なアイヌアートに精力的に取り組まれています。

代表作「UKOUKU(ウコウク)/輪唱」は、昔のアイヌ民族の入れ墨をした女性の手の写真から発想し、世代交代しながら文化が受け継がれるというメッセージをこめて創り上げたそうです。

北海道アイヌ伝統工芸展北海道知事賞ほか受賞多数の木彫家であり、北海道平取町の「北の工房 つとむ」の店主でもあります。

「情熱大陸」貝澤徹さん(アイヌの木彫家)の経歴は?

貝澤徹さんは高校3年間、二風谷を出て、白老(しらおい)で下宿生活をしたそうです。

貝澤徹さんは、高校時代は吹奏楽部に所属し、アルトサックスを吹かれていたそうで、高校を卒業して二風谷に戻り、子熊の世話をしていました。

当時、猟師が捕まえたヒグマの子を売りに来ていたそうです。

また実家が土産店だったので、彫刻刀を握ったこともなかった貝澤さんは、店先で客寄せのために彫物の実演を始めたそうです。

父や祖父の見よう見真似で、自然に彫り方を覚えていったそうです。

貝澤徹さん、人生を変える機会になったのは、20歳のとき、有名なアイヌ民族彫刻家・藤戸竹喜さんとの出会いです。

藤戸竹喜さん、阿寒湖畔で彫物をしておられた方で、JR札幌駅にあるエカシ(長老)像も彫られ、2015年には北海道文化賞も受賞されました。

貝澤徹さんは藤戸さんにもらった木彫の熊に大きな衝撃を受けました。

貝澤徹さんは、藤戸さんの作品を見て、自分も量産するのではなく、魂を込めた木彫家になろうと思われたそうです。

そして、伝統を取り入れながら現代的意識や葛藤を表現する独自の手法を確立していきます。

貝澤さんは、木彫家として、曽祖父ウトレントクの作品や、アメリカンポリス姿とハーレイ・ダヴィッドソンで貝澤の前に現れた木彫家・藤戸竹喜さん、独創的な先人との出会いを機に変化し始めたのです。

それまで正面から取り組むことのなかった自らのアイデンティティと向き合い始めた貝澤は、伝統工芸技術を駆使しつつ民族や故郷に対する愛着と葛藤を現代的な感性で表現します。

伝統と革新のハイブリッドな表現者へと進化してきました。

2018年には、次世代への想いを託した「ケウトゥムカンナスイ/精神再び」が大英博物館に常設展示されることになりました。

今や大英博物館だけでなく海外の博物館などでも展示されるようになり、カナダ、スコットランド、アメリカなど世界各地で人々を魅了しています。

2029年の5月、北海道白老町にオープン予定だったウポポイ(民族共生象徴空間)には、貝澤徹さんの大作、火の神「アペフチカムイ」の像が設置されることになっています。

火の神「アペフチカムイ」は、人間と神の橋渡し役です。

ハルニレの木を使い、制作しています。

しかし、新型コロナの影響で、ウポポイ(民族共生象徴空間)のオープンが延期されています。

貝澤徹さんは木彫家であり、「北の工房 つとむ」の店主をしておられます。

またアイヌ文化活動のアドバイザーもされています。

都会的なセンスがあり、とても穏やかな人柄ですが、伝統の民具のみならず広く、自由な表現をする作り手です。

時には、スパイダーマンも彫ります。

平面のものから立体のものまで高い技術と表現力が高く評価されています。

「情熱大陸」貝澤徹のゴールデンカムイへの影響とは?

漫画「ゴールデンカムイ」の大ヒットによって、アイヌの文化に注目が集まるようになりました。

ゴールデンカムイは、明治末期の北海道が舞台です。

「ゴールデンカムイ」の著者である野田サトルさんは、貝澤徹さんのもとを訪れて、マキリと呼ばれるアイヌの小刀の制作を依頼されたそうです。

貝澤徹さんは、「ゴールデンカムイ」の登場人物に持たせるマキリを制作しました。

野田サトルさんは貝澤徹さんが制作したナイフ(マキリ)を見て、それを漫画の中で描き、コミック版の表紙でも使われました。

野田サトルさんは、自身のゴールデンカムイのコミックにサインを書いて、貝澤さんに贈っています。

「情熱大陸」貝澤徹さんのお店「北の工房つとむ」の場所や営業時間は?

「北の工房つとむ」の名は、貝澤さんの父・勉さんが由来です。

住所 : 北海道沙流郡平取町字二風谷74-12

お問い合わせ : 01457-2-3660

営業時間 : 8:00〜18:00

定休日 : 不定休

まとめ:「情熱大陸」貝澤徹(アイヌの木彫家)の経歴は?ゴールデンカムイに影響?

ここでは、「情熱大陸」に登場した、北海道平取町の貝澤徹(アイヌの木彫家)のプロフィール・経歴・ゴールデンカムイに影響についてまとめました。

「天から役割なしに下ろされるものは無し」と、アイヌで伝わる言葉を貝澤さんが語っていたのが印象的でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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