2020年2月1日放送「チコちゃんに叱られる」で、脇腹が痛くなる理由と対策が紹介れました。なんと左右で驚きの違いが?ここでは、「チコちゃんに叱られる」で取り上げられた脇腹が痛くなる理由と対策について、左右それぞれについて説明します。
目次
「チコちゃんに叱られる」脇腹が痛くなる理由と対策は?教えてくれるのは?
2020年2月1日に放送されたNHK「チコちゃんに叱られる!!」で「なぜマラソンをすると脇腹が痛くなる?」というテーマが扱われました。
長距離やマラソンを走って、脇腹が痛くなった経験をしている人は多いでしょう。
ただその理由を、知っている人は少ないのではないでしょうか。
茨城つくば市筑波大学付属病院の消化器内科の松井裕史(まつい ひろふみ)先生が教えてくれました。
人間の内臓は左右対称になっていません。
人間の臓器は左右で異なっているために、痛くなる原因も右と左で違うそうです。
それでは、まず右の脇腹が痛む理由を説明します。
「チコちゃんに叱られる」脇腹が痛くなる理由と対策は?右の痛みの理由は?
まず、右の脇腹が痛む理由は、主に走る振動で肝臓が揺れることが大きい理由だそうです。
肝臓は右の脇腹にあり、重さは大人でおよそ1.5kgで、人間の体の中でもっとも重い臓器です。
走ることによって、この重たい肝臓が揺れます。
揺れると横隔膜と肝臓をつないでいるじん帯が引っ張られて、痛みを感じるようになります。
右の脇腹の痛みは、肝臓の揺れで伸びるじん帯の痛みです。
つづいて左の脇腹が痛む理由は、何でしょうか?
「チコちゃんに叱られる」脇腹が痛くなる理由と対策は?左の痛みの理由は?
左の脇腹の痛みの理由は、大腸にガスがたまることが原因というふうに考えられているそうです。
誰でも腸の中にはガスがたまっています。
そのガスは呼吸や食事の際に口から飲み込んだ空気と腸内の発酵によって発生するものです。
通常、腸は蠕動運動(ぜんどううんどう)という、筋肉を収縮させ送り出すような動きをしてガスを排出しています。
しかし、走っているときは腸よりも筋肉に血液が集中するため、蠕動運動が止まってしまうのです。
そして、左の脇腹には大腸の大きな曲がり角があり、走る振動によって軽いガスが、そこにたまってしまいます。
実際にMRで見ても、ガスで大腸が膨らんでいるのがわかりました。
腸には神経が集中しています。
ガスで大腸が膨らむと、この神経が刺激されて痛みの原因になっていると考えられています。
また、左側の脇腹が痛くなる理由として、血液をためておく臓器である「ひ臓」が腫れて痛む場合もあるそうです。
「チコちゃんに叱られる」脇腹が痛くなる理由?右の痛みを和らげる方法は?
右側は、腹筋などの内部の筋肉(インナーマッスル)を鍛えていると肝臓の揺れも少なくなると考えられるそうです。
普段から腹筋を鍛えておくとよいそうです。
右側の痛みは腹筋を鍛えておくことで、肝臓の揺れが少なくなるため、予防が可能であるとのことです。
「チコちゃんに叱られる」脇腹が痛くなる理由?左の痛みを和らげる方法は?
左側の痛みは予防できませんが、いくつか対処法があるといいます。
1つ目は、ろっ骨の下左側を押してガスを逃がすこと、2つめは左手を上げると、このろっ骨が上にあがって左側の腸の曲がり角のスペースを広くしてあげることで対処できるようです。
効果を確認するために番組ディレクターが、幻となった東京オリンピックのコースを走ったのですが、途中ヒザの痛みで棄権しましたが、最後まで脇腹は痛くならなかったそうです。
まとめ:「チコちゃんに叱られる」脇腹が痛くなる理由と対策は?右と左で違う?
ここでは、「チコちゃんに叱られる」で取り上げられた脇腹が痛くなる理由と対策について、左右それぞれについて説明しました。
右と左の脇腹の痛みの理由が違うことに驚きましたが、おかげで対策が練れそうですね!
マラソンをしている方にとっては、特に有用な情報だったと思います。
ネットでも話題になっている脇腹が痛くなる理由と対策の説明でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。