2020年4月12日放送「つぶれない店」で、湖池屋社長・佐藤章さんが登場します。経営危機を乗り越えた戦略とは?ここでは、「坂上&指原のつぶれない店」に登場した、つぶれない老舗のスゴイ社長!湖池屋社長・佐藤章さんのプロフィール・経歴・経営危機を乗り越えた戦略についてまとめました。
目次
「つぶれない店」湖池屋社長・佐藤章を直撃!
2020年4月12日放送「つぶれない店」に、つぶれない老舗のスゴイ社長!湖池屋社長・佐藤章さんが登場します。
今回の企業は創業67年の老舗スナックメーカー「湖池屋」です!
2017年から3年連続で売上げが右肩上がりで、去年の売上は年間340億円でした!
これまでも「スコーン」「ポリンキー」「ドンタコス」など印象的なCMで数々のヒットを飛ばしてきた同社ですが、実は二度の経営危機があったそうです。
今回は湖池屋復活の立役者となったスゴイ社長を宮下草薙が直撃します!
湖池屋はどのようにしてピンチを乗り越えたのでしょうか?
ここでは、「坂上&指原のつぶれない店」に登場すた、湖池屋社長・佐藤章さんのプロフィール・経歴・経営危機を乗り越えた戦略についてまとめました。
「つぶれない店」湖池屋社長・佐藤章のプロフィール&経歴は?
佐藤 章(さとう あきら)
1959年 東京都生まれ
1982年 早稲田大学法学部卒業
1982年 キリンビール入社
1997年 キリンビバレッジ商品企画部に出向
2014年 キリンビバレッジ社長に就任
2016年 フレンテ(現・湖池屋)代表取締役社長に就任
佐藤章さんは1959年生まれの新宿区出身で、幼いころからバイオリンや絵画などの幅広い教養を身に着けていました。
大学は早稲田大学法学部に進学し、弁護士を目指し、司法試験を受けていましたが、挫折し、就職の道を選びます。
佐藤章さんは大学卒業後、キリンビールに入社し、営業を担当し、かなり高い営業成果を得ていたようで、「ゴリラ」「ブルトーザー」と呼ばれていたそうです。
キリンといえば、キリンラガービールですが、1987年にアサヒスーパードライが誕生し、1996年には売り上げで抜かれてしまいます。
この状況を変えたいと思った佐藤章さんは商品企画部に異動を希望します。
1997年にはキリンビバレッジに出向し、商品企画部へ異動し、ここから数々にヒット商品を生み出しました。
佐藤さんはキリンで数々のヒット商品を生み出してきたことから、伝説のヒットメーカーとよばれるようになりました。
缶コーヒー「FIRE」を皮切りに、キリン生茶など、佐藤社長の関わったヒット、人気商品は数多いです。
「つぶれない店」佐藤章さんの湖池屋での成果とは?
2016年5月に湖池屋に執行役員として就任し、7月に副社長、9月に代表取締役社長となりました。
キリンにいた頃から「食」に興味を持ち始めていた佐藤章さんは、日清食品ホールディングスCEOの安藤宏基CEOの誘いがあり、ご縁があったと言います。
湖池屋といえば、ポテトチップスですが、市場では1位に君臨するのは「カルビー」のポテトチップスです。
2位に甘んじている状況を打破したいと思った佐藤氏はまず、ポテトチップスに着手します。
それが「KOIKEYA PRIDE POTATO(コイケヤ プライド ポテト)」です。
味へのこだわりを追求し、社運をかけて開発し、これが大人気となりました。
佐藤章社長は、類まれなる商品開発と経営センスを持っています。
佐藤章社長はこれからも中食市場の拡大に伴い、スナック菓子の進化系を提案していきたいと意気込んでいます。
「つぶれない店」湖池屋社長・佐藤章の経営危機を乗り越えた戦略とは?
ポテトチップスといえば、カルビーが浮かびますね。
実際に、日本国内のスナック市場では、カルビーのシェアは、54.7%(2018年4月~2019年3月の絵宇井敬販売規模ベース)です。
湖池屋さんでは、このカルビーが半分を占めるスナック市場で、立て続けにヒット商品を出しているのです!
湖池屋の歴史の中で、2回の経営危機がありました。
さて、どのようにそれを乗り越えて、現在の湖池屋さんがあるのでしょうか?
1953年 おつまみ会社として東京・目白で創業します。
1967年 ポテトチップスを始めて製造・販売 ※量産化します。
アメリカでは塩味が主流だった当時、湖池屋のポテトチップス第1号は「のり塩味」でした。
1970年代 第一次経営危機がありました。
それは、かっぱえびせんやサッポロポテトでヒットを飛ばしていたカルビーのポテトチップス参入でした。
湖池屋さんに遅れること8年、ついにカルビーが「ポテトチップス うすしお味」を発売したのです。
当時、湖池屋は1袋150円で売っていたのに対し、カルビーのポテトチップスうすしお味は、100円でした。
売上低迷となった中、湖池屋さんは綿密な市場調査を徹底的に行い、スナック市場には登場していない味を発見します。
この味の商品がメガヒット商品となり、経営ピンチを救ってくれたのです。
それが「カラムーチョ」です。
発売した途端に大ヒットし、これまでに累計、21.5億個売れています。
2010年 第二次経営危機がありました。
それは、ポテトチップス市場全体の低価格化で、その状況が10年くらい続いたことから、赤字に転落してしまったのです。
苦し紛れに、他メーカーの「味変」の路線にのり、かなり無理な、狂気の沙汰ともいえるような不思議な味の商品を連発してしまいました。
例えば、「ポテトチップス」「もも味」「バナナ味」「牛乳味」「トースト味」などです。
個性的すぎる味は、まったく売れなかったのです。
ここの登場したのが、佐藤章社長です!
佐藤社長の改革その1は、原点を大事にした商品に立ち返るでした。
そう考えていた社長が出会ったのが、創業者である小池和夫さんの肉声データでした。
「ただ作ればいい ただ売れればいい それだけじゃダメ 手がけた以上は、それを、業界で最高のものに」
そこで、湖池屋の原点であるポテトチップスを極めた商品を開発!
2017年発売開始したのが、「KOIKEYA PRIDE POTATO(コイケヤ プライド ポテト)」のシリーズです。
プライドポテト用に育てた最高級のじゃがいもと、創業当時にポテトチップスを手作りしていた頃の味に近づけるため、1台十数億円をかけて、専用フライヤーを導入しました。
揚げる温度を変えて3度揚げすることで、絶妙のパリッと感を生み出しました。
最高の材料と最高の技術で手間暇かけて生産することで、20億円売り上げれば大ヒットといわれるスナック業界で、発売から3か月~4か月で、20億円を突破したのです。
普通のポテトチップスより、30円以上高いプレミア商品ですが、今では、年間40億円を超えるメガヒット商品で、またもや経営ピンチを救いました。
また、快進撃を続ける湖池屋の新しいヒット商品は、「ハッシュドポテト」です。
佐藤社長の改革その2は、商品開発の頭脳を若い女性に!
これまでのスナック業界では、女性に人気の商品が少ないことから、若い女性を商品開発に積極的に登用しました。
また、社長の呼び名は、社員が意見を言いやすくするため、30年間ずっと「あきらさん」です。
若い女性の感性を積極的に取り入れることによって、パッケージをリニューアルすると、売上が2倍になった商品が、「じゃがいも心地」です。
また、大豆プロテインを使って、唐揚げは食べたいけど、、、という女子の心をつかんだ「罪なきからあげ」は、初回出荷自、売上18万袋以上の大ヒットとなりました。
まとめ:「つぶれない店」湖池屋社長・佐藤章!経営危機を乗り越えた戦略?
ここでは、「坂上&指原のつぶれない店」に登場した、湖池屋社長・佐藤章さんのプロフィール・経歴・経営危機を乗り越えた戦略についてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください!