青空に飛ぶサラリーマン

若者の地方移住は増加する一方ですが、最近どのような仕事を行っているのでしょうか。ここでは、地方の取材経験をもとに、多様化する若者の地方移住後の仕事を中心に紹介させていただきます。かつての地方の仕事より、その幅が広がっているのを理解いただけれは嬉しいです!

若者の地方移住の仕事の多様化!

羊蹄山と草原と牛

最近では、若者の間でトレンドとなっている「地方移住」!

地方移住の主役は、生活の質の向上を求める20~40代の若者世代に移り、かつての、仕事を終えた、定年後の悠々自適な田舎暮らしというイメージが変わってきています。

考えてみれば、地方移住して田舎で暮らすというのは体力がいることで、もし薪ストーブで温まりたかったら薪の用意が必要だし、病院などどこに行くにも車移動が中心になります。

どちらかというと、今では田舎暮らしをしていた人が、高齢になると便利な都会に移る傾向があり、逆に自然の中で生活しようという若者の地方移住希望者が増えているのです。

最新の国土交通白書で発表されている国民意識調査においても、三大都市圏に住む20代の若者の約4人に1人が地方移住推進への希望」を持つという結果が出ています。

30代の若者世代でも、約8人1人以上の割合で、地方への移住を望んでいるそうです。

この若者の移住希望が増加している背景としては、仕事のスタイルの変化もあるのかもしれません。

ITの発達で、確かに、最近ではリモートワークを導入する日本企業も徐々にではありますが増えており、またオフィスには出社しないノマド(遊牧民)ワークという仕事のスタイルも可能になってきています。

また、もともと田舎にあった仕事(店舗、職人技など)を継ぐ「事業継承」なども、地方移住する若者に興味を持たれています。

いくつかの仕事をかけ持ちして、生活費を稼ぐ複業スタイルも当たり前になりました。

また、最近では都会と田舎の両方に生活拠点を持つ“デュアルライフ”にも注目が集まっています。

都会に仕事の場所を持ちながら、地方で暮らすスタイルです。

地方移住後の仕事や資金を支援する自治体も圧倒的に増え、若者が地方移住していく傾向は今後も増える予測されています。

以下に、多様化する地方移住後の若者の仕事の例を紹介します。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!リモートワークで勤務先を変えない!

走るサラリーマン

リモートワークとは会社のオフィス以外で作業する仕事のことで、いわゆる在宅勤務のことを指しており若者には特に人気があります。

近年はIT環境の普及に伴い、通信手段の進化は目覚ましいものがあり、多くの仕事は会社の現場で行われる必要がなくなってきました。

特にオンラインツールの発達により、自宅にいながらメンバーが集合して会議を行うこともでき、メールやスカイプなどが、多くの情報交換を可能にしてくれています。

このことにより、決まった時間に全員が会社に集まって仕事をするというスタイルではなく、リモートワークというスタイルを導入する会社も増えてきました。

もともとフレックスタイム制度を導入している企業も多くなり、成果主義や効率主義に重点を置く会社も増えてきました。

往復の通勤時間、通勤コストを考えても、リモートワークにより時間やコストの有効活用により、仕事の効率も上がるという考えです。

一部の特殊な仕事以外にも広がりを見せていて、若者層も現在の会社を続けながら地方移住して田舎暮らしをする人も増えているのです。

このリモートワークの導入率は、若者の割合が高い会社こそ高くなっています。

月に数回程度、会社に集まりミーティングを行うことにはなりますが、若者の地方移住後の仕事の選択として、「会社を変えない。」というのも新たな選択肢です。

リモートワーカーにとっては、どこでも仕事ができるという利点を最大限にいかし、居住環境の整った地方移住を選択する傾向にあります。

ごく一部の限られたリモートワーカーのことと思われがちですが、こういったライフスタイルを企業自体が是認する傾向が見られるようになりました。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!地元企業に就職・転職!

青空に飛ぶサラリーマン

若者の地方移住後の仕事として、移住先の地元企業に就職・転職するケースもあります。

家族や地元の友人との距離の近さ、豊かな自然環境やゆっくりとした生活、地方ならではの生活環境を望みつつも、田舎過ぎなく都会の利便性がある地方都市に移住する若者も多いです。

若者の地元企業へ仕事を求めるパターンは、三つにわかれUターン、Iターン、Jターンがあります。

Uターン」とは、地方で生まれ育った人が都会の大学に入学、その卒業後に故郷に戻って仕事をするUターン就職や、地方で生まれ育った後、都会で学校を卒業。

そのまま都心で仕事をして、生まれ育った土地に別の仕事を求め、地方移住して転職する「Uターン」転職もあります。

Iターン転職」は、都会に生まれ育ち、都心で仕事に就、都会にはない魅力を感じて地方に移住して働くことを指します。

Jターン転職」は、地方出身者が都会で仕事に就き、その後生まれ育った故郷とは異なる地方で働くことを指します。

東京や大阪などの大都市圏では、若者層向けにUIターンフェアが頻繁に開催されています。

また、それぞれの地方が、地方移住のための若者のサポートや情報を支援するスポット首都圏に設置している場合もあるので、利用してみましょう。

また、移住先のハローワークを活用して求人を探してみるのも有効です。

その他、地方創生プロジェクトの無料メルマガに登録することにより、移住情報や移住体験ツアーの情報なども受けとる若者も多いです。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!農業、漁業、林業、畜産業など一次産業!

広大な農場

都会での会社員生活で消耗した若者人間関係に苦しんだ人、あるいは生活するということをダイレクトに感じたい若者は、農業・林業・漁業・畜産業などの一次産業の仕事希望する傾向にあります。

地方都市ではなく、自然にあふれた田舎の方になると、一次産業は主流で、未経験の地方移住者の若者であっても、農業や酪農の仕事に携わることはできます。

特に一次産業は人材が不足しているため、一次産業をしている方たちとのコミュニティができれば比較的やりやすい仕事です。

最近は、兼業農家として他の仕事と複業する半農半Xという働き方を選ぶ人も多くなっています。

一次産業でも、最近では最先端の技術を仕事にどう利用するかがポイントになります。

農業分野ではドローンを飛ばして農薬散布酪農の搾乳の自動化自動でビニールハウスの温度や湿度調整をタブレットでしたりなど、様々な効率化の可能性があります。

また、林業分野においては、自伐型林業といって、他人の山を借りて山を借りて伐採や搬入を担う仕事もあります、

林業の作業風景

耳慣れない人も多いかもしれませんが、地方移住して、田舎暮らしをする若者の中で注目されている仕事です。

未経験の若者でもできるほど参入障壁が低く、地方に雇用を生み出し「地方創生の鍵」として国も推し進めています。

初期費用300〜500万円の低予算で始められ、都会と変わらない年収を継続的に得られている人も多いのは、地方移住する若者にとっても魅力ですよね!

また、田舎で野菜や果物を育てるスローライフをしたい地方移住者に最適なのがクラインガルテンです。

農地の賃借制度」のことをいい、日本語では「滞在型市民農園」などと訳され、農園付きの別荘のイメージで、農園が荒れないように最低滞在日数が決められています。

ドイツでは200年の歴史をもつ制度で、利用者は50万人を超えているそうです。

日本でも、徐々に若者の地方移住者含めて人気が出てきて、全国で70ヶ所ほどのクラインガルテンが運営されているので、希望移住先にクラインガルテンがないか、興味がある方は調べてみてください。

漁業の仕事を希望される方は、漁港を持つそれぞれの地方自治体がホームページでも仕事の募集がありますので調べてみてください。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!カフェ、ゲストハウスなどの起業!

カフェの内部

都会の若年層のサラリーマンの中には、仕事を辞めて、地方移住し、田舎で起業したいという熱い思いをお持ちの方も多いでしょう。

都会と比べて市場が小さいというデメリットがあるものの、地方には空き家も多く、安く購入してリノベーションすることにより、都会よりも開業資金も少なく済みます。

都会で磨いた仕事の経験やスキルを活かし、地方移住後、今の時代の流れを地方でリードしていくことにより、ビジネスチャンスは大きく広がるでしょう。

家賃や食費といった固定費も抑えられ、地方によっては、支援金や補助金などの助成も手厚いので、若者にとっては、都会よりも挑戦しやすい環境ではないでしょうか。

例えば、カフェ、ゲストハウス、レストラン、花屋、パン屋など、自分がその地域に何を持ち込みたいか自分の経験の何をいかせるか自分自身何を実現したいかをよく考え、その地方のニーズやマーケットを分析することにより、新たな道が切り開けます。

地方移住の若者の仕事としては、夢がありますよね!

増える若者の地方移住の仕事の多様化!伝統産業などの事業継承!

博多人形の製作

読んで字のごとく、事業を継承する(会社を引き継ぐ)ことです。

人口が減少し、少子高齢化となっている現代、仕事の後継者がいないといった跡継ぎの問題が地方では起こるケースが多いです。

後継者がいないため、日本の大切な伝統工芸や産業などが廃業に追い込まれるケースがよくあります。

縁故がなかったとしても、若者が地方移住し、信頼を得ることができれば、後継者に悩む経営者から事業を継承するという選択肢もあります。

地方ならではのやりがいや地域貢献を感じられる仕事としては最適です。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!地域活性に貢献地域おこし協力隊!

日高の牧場と山

地域おこし協力隊」という制度は、2009年度に総務省により制度化されました。

都会の若者の地方移住者が第一に検討する仕事の一つです。

最長3年間という期限付きではありますが、地方の仕事をお手伝いするという目的地方移住をすると国から給料が支給されます。

支給される金額は自治体によって変わりますが、地域活性化のお手伝いをして16万円〜20万円ほどを設定している自治体が多いです。

その上、家賃も無料になる自治体もあります。

仕事の内容も自治体によって様々で、まさに地方創生が密接に絡む活動であるため、移住先の地方貢献をしたい、若者の地方移住者にとっては、最適な仕事であるといえます。

ここ数年で主流となっている若者が地方移住する際の選択肢の1つとなります。

若者が地方移住し、地域おこし協力隊になることにより、地元の人では気付かない、客観的な視点、若者の自由な発想そして行動力を必要としています。

任期終了後も、そのままその地域に定住する地域おこし協力隊員も多数います。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!ニーズが絶えない医療・介護従事者!

老人に携える手

都会でも地方においてもニーズがあるのが、医療や介護の仕事です。

特に田舎は高齢化率が高い地域も多いので、介護施設や高齢者ホーム、デイサービス、訪問看護ステーションと引く手数多です。

地方移住の若者の労働力が望まれています。

例えば、車の送迎や日常の家事手伝いなども需要のあるニーズの1つです。

今後も高齢者は増加していく傾向にあるので、医療や介護の仕事は、継続性ある仕事を探している地方移住者の若者の1つの選択肢になってきています。

増える若者の地方移住の仕事の多様化!インターネットの仕事!

パソコンで仕事する人

インターネット上で仕事を受注し、報酬を得るという若者のライフスタイルも増えています。

インターネットを使った仕事は、場所にとらわれずにどこでも仕事できるのが魅力の1つでしょう。

地方でITを活用して様々な仕事をしている若者の地方移住者は多いです。

ネットショップなどの販売業、WEBデザイナー、WEBライター、ITエンジニア、YouTuber、 イラストレーターなど、あらゆる職種があります。

どこかの企業に所属して自宅で仕事をしたり、フリーランスとして自分一人で仕事をこなしたりする人がほとんどです。

若者の地方移住後の仕事としては、魅力ある仕事のひとつでしょう。

まとめ:増える若者の地方移住の仕事の多様化!

ラベンダーと海

自分にあったライフスタイルを地方移住して確立したい!

その夢を実現するためにも、地方移住後の仕事は大切になりますよね。

近年のIT産業の発展が、地方移住の仕事を多様化していく状況も紹介させていただきました。

若者の地方移住のチャンスは、これからますます広がっていくと思います。

理想のライフスタイル、そして理想の仕事も行える、そんな夢のある生活を目指している若者世代、そして壮年世代にぜひご参照していただき、充実した地方移住の生活と仕事満喫してください!

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