2020年2月18日放送「林修の今でしょ!講座」で、長芋と納豆の健康効果や驚きの作用が説明されます。ここでは、「林修の今でしょ!講座」で取り上げられた、長芋と納豆の健康効果や作用を説明します。2020年2月18日放送の内容も随時更新します。
目次
「林修の今でしょ!講座」長芋と納豆の健康効果は?免疫力アップの2大食材!
2020年2月18日「林修の今でしょ!講座2時間スペシャル」で、 最強2大ネバネバ食材の頂上決戦 「長芋」VS「納豆」が特集されます。
現在、医学会が「長芋」を大注目しています。
腸内環境を整える最強のレジスタントスターチとは?
インフルエンザ発症率が44%減!?
認知症の原因アミロイドβが70%減った!?
番組では、驚きの栄養成分の秘密に迫ります。
そして、「納豆」だって負けていません!
今年国立がん研究センターが発表した最新研究、納豆1日1パックを食べると死亡率が10%下がる!?
驚きの研究成果を紹介や名医や健康長寿が食べているおすすめのレシピも続々紹介されます!
長芋については、タムラ薬局の代表薬剤師である田村哲彦先生が長芋博士として説明されます。
また、田村哲彦先生は2018年7月17日放送「 林修の今でしょ!講座」でも長芋の効能を説明されていました。
納豆については、慶應義塾大学大学院教授の 渡辺光博先生が納豆博士として説明されます。
ここでは、 過去の「林修の今でしょ!講座」や他のメディアで取り上げられた長芋と納豆の健康効果や作用を説明します。
また、2020年2月18日放送の内容についても随時更新していきます。
「林修の今でしょ!講座」 長芋と納豆の健康効果は? 長芋の驚きの作用は?
腸には免疫細胞の70%が集中しており、ウイルスに負けない体を作るには欠かせない臓器です。
また、腸は第2の脳と言われ、独立して免疫をつかさどっているのです。
つまり、腸は脳とは別の神経回路で免疫細胞に指示を出しているので、腸を元気にしておくことが、ウイルスに負けないからだを作るのに必要なことなのだそうです。
そしてその腸を元気にする製品が「長いも」には豊富に入っています。
それがレジスタントスターチという難消化性デンプンです。
2020年1月15日放送「ガッテン!」 でも、長芋が便秘解消に有効であることが紹介されました。
便秘解消に効果的な成分として注目されたのが、レジスタントスターチという難消化性デンプンです。
第1自然便秘薬といわれる食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
ニンニクなどの不溶性食物繊維は便の量を増やす働きをして、シイタケなどの水溶性食物繊維は便を柔らかくし、腸内細菌のエサになり、腸内細菌を元気にさせる働きをします。
そのため、食物繊維は2種類をバランスよく摂取する必要があります。
このレジスタントスターチは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の特徴を併せ持ち、1人2役で、便通改善や、血糖の低下作用などが期待されています。
食べたあとも、あまり消化されにくいので、大腸に届きやすく高い整腸効果が期待できます。
また、長芋博士こと田村哲彦先生によると、長芋を1日100g食べるだけでインフルエンザの発症率がおよそ44%減少するという研究結果もあるといいます。
長芋はウイルスや細菌から体を守る免疫機能を司るナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化する働きがあるサポニンや、胸腺刺激によるT細胞・NK細胞の分泌促進やオルニチンに変化して免疫細胞(マクロファージ)を活性化させるアルギニンなど免疫力を高める効果が期待できる成分を複数含んでいます。
最近見つかった成分「ディオスコリンA」は、インフルエンザウイルスをやっつけるともいわれています。
保育園や福祉施設に通う349名を対象に行った調査でも、1週間に3回以上長いもを食べていると、インフルエンザの発症率が44%も減ったそうなのです。
長芋は、抗酸化作用のあるビタミンEも含まれており、まさに栄養の宝庫です。
最近の研究では山芋や長芋などヤマイモ類に含まれるこの成分(ジオスゲニン)の、アルツハイマー型認知症に対する有用性が報告されました。
また、長芋に多く含まれるジオスゲニンは、アルツハイマー病を改善することを、富山大和漢医薬学総合研究所(富山市)の東田千尋准教授の研究グループが発見したのです。
実際に、マウスを使った実験では、1日1回長いものジオスゲニンを投与すると、認知症の原因の一つであるアミロイドベーダと呼ばれる悪玉タンパク質が約50%減少し、記憶や情報伝達に関わる神経細胞の修復に役立ち、記憶力の改善が動物実験で確認できたとのことです。
長いもの食べ方でおススメなのは、、、
より腸を元気にするために、食べるタイミングは、夜がおススメです。
腸内細菌は寝ている間に活動し、増殖するからです。
レジスタントスターチを効率よく取れるのは、短冊切りです。
とろろでも、オリーブオイルを足すことで、より善玉菌が増えるので、とろろ好きな方は安心してくださいね!
腸に善玉菌を増やし、腸を元気にしてくれる長いもは、毎日約100gほど取るのが理想です!
「林修の今でしょ!講座」 長芋と納豆の健康効果は? 長いもの超おススメレシピは?
長いものポテトサラダ
じゃがいものかわりに、長いもを茹でてほぐし、マヨネーズで和えるだけ!
熱を加えるとレジスタントスターチは減ってしまうのですが、サラダにした後で冷やすとより強くかたまり、生で食べるよりレジスタントスターチが増えるという嬉しい性質があります。
じゃがいもよりカロリーも抑えられ、レジスタントスターチがしっかり取れる、とても理にかなった最強のレシピです。
「林修の今でしょ!講座」長芋と納豆の健康効果は? 納豆の驚きの作用は?
納豆博士こと渡辺光博先生は、納豆を1日1パック食べると死亡率がおよそ10%低下するという研究が発表されたとアピールしました。
納豆やみそなどの発酵性大豆食品をよく食べる人は、そうでない人と比べて10%死亡率が下がるという調査結果を国立研究がんセンターがまとめました。
チームは、国内の成人男女約9万人を1995年以降、平均15年間追跡調査しました。
食事内容を聞き、大豆食品や発酵性大豆食品を食べた量により五つのグループに分類し、ほかの食品による影響や、降圧薬を使用しているかなどの影響を取り除いて分析しました。
発酵性大豆食品を最も多くとるグループ(1日におよそ50グラム)は、最も少ないグループと比べて男女ともに約10%死亡率が低かったそうです。(50グラムとは納豆1パック程度)
さらに長芋には含まれていない、世界の研究者が注目する納豆に含まれる“ある物質”も主張します。
スペルミジンという物質は、免疫力をUPし、細胞や血管などに影響を与え、細胞を修復し、老化を防ぐ力つまり寿命を長くする力を秘めているとして、いま注目を集めています。
マウスを使った実験では、スペルミジンを摂取すると、寿命が約25%伸びたそうです。
さらに、認知症を防ぐ効果があるとも考えられています。
ヨーグルト、味噌など多くの発酵食品にスペルミジンが含まれていますが、特に納豆はすごい。その含有量は、白味噌の4倍、醤油の4~5倍とも言われています。
海外の研究でも、納豆を摂取することでスペルミジンの量が増えることが明らかになっています。
納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素は、血栓を溶かす効果があります。
これは病院で使われる血栓溶解剤の点滴と同じくらいの作用を持つといわれています。
ナットウキナーゼのすごいところは、ただ血栓を溶かすだけでなく、その持続性で6~8時間効果が継続するため、夜に納豆を食べて寝るのが効果的です。
心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症の予防につながります。
納豆に含まれる食物繊維とビタミンB2は、血糖値の上昇を抑える効果があります。
なんとこの効果は、ごはんと組み合わせた場合でも発揮されます!
血糖値は急激に上がることで糖分が脂肪に変わりやすくなるため、ダイエットには血糖値を緩やかに上げることが効果的です。
血糖値の上昇を抑えることは、ダイエットや糖尿病の予防にも効果的です。
納豆の「ポリアミン」という成分は、肌のハリをよくし、動脈硬化を防ぐなど、アンチエイジングに効果があります。
また、納豆には、消化によいタンパク質、アミノ酸、豊富なビタミンB群が含まれます。
これらは、肌や髪を作る栄養素なので、美容への効果も期待できます。
納豆に含まれるビタミンK2は、骨粗しょう症を予防します。
納豆の原料である大豆に多く含まれている「レシチン」は、神経伝達物質を生成する働きがあります。これにより、記憶力を高める効果が期待できます
納豆のネバネバに含まれる「レバン」には、アレルギー抑制作用があるため、花粉症や気管支喘息、じんましんなどのアレルギーに効果的です。
さらには、納豆菌による整腸作用で、免疫力のアップにも繋がります。
そして、より免疫力をUPさせる、理にかなったトッピングがあります。
それが、納豆に「酢」を合わせることです。納豆菌と酢に含まれるグルコン酸は、両方とも腸内の善玉菌を増やす働きがあり、またカルシウムの吸収も助けてくれます。
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんも、毎朝、この食べ方をされています。
もう一つの食べ合わせは、納豆に細かく切った「白菜漬け」を混ぜて食べる、です。
納豆菌と白菜漬けの乳酸菌の組み合わせが、腸内の善玉菌を増やすのに最強の組み合わせでした。
「林修の今でしょ!講座」 長芋と納豆の健康効果は? 納豆嫌いでもOKの超おススメレシピは?
納豆カリカリチーズ焼き
納豆1パック、小麦粉大さじ2、水大さじ1を混ぜます。
溶けるタイプのチーズ、ネギ適量、醤油少々、塩少々を加えます。
フライパンにオリーブオイルを熱して、生地を入れ、きつね色になるまで焼けば完成です。
まとめ:「林修の今でしょ!講座」長芋と納豆の健康効果は?免疫力アップ最強は?
ここでは、「林修の今でしょ!講座」で取り上げられた、長芋と納豆の健康効果や作用を説明しました。
長いもも納豆も、驚くほど健康効果が高いですね!
実は、納豆には含まれないビタミンCを補ってくれるのが長いもです。
また長いもの成分ペクチンと納豆を合わせて食べることで、腸内のスペルミジンの量も増えるとのことで、両方を合わせて取るのが良い、とても良いコンビということもわかりました。
ぜひ普段の生活に取り入れて、ウイルスに負けない体をつくりましょう!