2020年1月9日(木)放送「主治医が見つかる診療所」にて、平熱(体温)を上げる方法とその効果について取り上げていました。ここでは、平熱(体温)の日本人の傾向、平熱(体温)を上げる方法や効果のポイントを紹介しています。おすすめの料理のレシピも公開です。
目次
- 1 「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げることによる効果は?
- 2 「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温が下がる意外な行動は?
- 3 「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温をアップする朝食とは?
- 4 「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温をアップする梅醤番茶の作り方は?
- 5 「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法! 重ね着すると体温は?
- 6 「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げる方法!おすすめの服装やカイロの位置は?
- 7 「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!ショウガを使う体温アップの方法は?
- 8 「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げる方法!おすすめメニューとは?
- 9 「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温アップの超簡単な尻シャワーとは?
- 10 まとめ:「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げる方法は?効果は?
「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げることによる効果は?
最近の日本人は平熱(体温)が下がり、35度台の人も多いそうです。
インナーマッスルが減り、基礎代謝が下がっている人が増えているのが、平熱が低い原因でしょう。
イシハラクリニック副院長の石原新菜先生が、平熱(体温)を上げることによる効果や平熱(体温)を上げる方法を紹介しました。
平熱(体温)が低いと免疫力が下がり、がんになる危険性が高くなる恐れがあるということです。
平熱(体温)を上げれば、身体は劇的に変わるそうです。
そして、平熱(体温)を上げれば免疫力がアップし、病気予防にもなるそうです。
また、平熱(体温)を上げれば基礎代謝が上がり、太りにくくなり、美肌にも良いそうです。
そして、平熱(体温)を上げれば血流が上がり、肩こり改善、老化予防にもなるそうです。
平熱を上げることにより、いいことづくめですね!
一般に、体温が1度アップすると、代謝が13%上がるそうです。
「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温が下がる意外な行動は?
ゲストの坂下千里子さんが普段からやっている平熱をあげる方法を検証しました。
1つ目は、朝食にバナナとヨーグルトを食べることが平熱(体温)上げることに有効かどうかです。
バナナとヨーグルトを完食して10分後に坂下さんの体温を測定したところ、食べる直前は36度5分だった体温は36度1分に下がってしまいました。
石原先生によると、冬にヨーグルトのような冷たいものをそのまま食べると体が冷えてしまうそうです。
さらにバナナは南方の果物であり、漢方の考え方では南方のものは体を冷やすという作用があると言われています。
よって、体温が下がってしまったそうです。
「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温をアップする朝食とは?
循環器内科の秋津壽男先生(秋津医院 院長)によると、フルーツとヨーグルトを一緒に食べる場合、フルーツ(例えばバナナ)を電子レンジ温めてから冷たいヨーグルトを入れて混ぜれば、ちょうど良い温度になると説明されました。
またヨーグルトは冷蔵庫に入れておくより、寝る前に外に出しておくか、食べる前に少しだけ電子レンジで温めれば良いそうです。
また心療内科の姫野朋美友美先生(ひめのともみクリニック)によると、朝食にタンパク質(肉、魚、卵、納豆など大豆製品など)を摂取すると体温が上がり、体が活動モードになるそうです。
「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温をアップする梅醤番茶の作り方は?
石原先生が、朝食に飲むと体を温める飲み物として梅醤番茶を紹介しました。
朝に飲むと、平熱(体温)を上げる方法として、効果てきめんだそうで、作り方は簡単です。
梅干し1個と醤油大さじ1をカップに入れて、そこにしょうがのしぼり汁をお好みの量入れます。
最後に熱い番茶を注いで完成で、おいしく飲むことができます。
「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法! 重ね着すると体温は?
2つ目は”外出時は多めに重ね着をする”ことが平熱(体温)を上げる方法にとして適しているかを検証しました。
検証当日、坂下千里子さんは合計4枚の重ね着をしていました。
普段の休日と同じ行動をとってもらい、体温を測定ましたが、外出前は36度6分だった体温は36度4分に下がっていました。
石原先生によると着込むことによって、汗をかき体温が奪われて下がってしまうそうです。
汗をかかない程度に着込むことが大切だと説明されました。
「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げる方法!おすすめの服装やカイロの位置は?
石原先生は、平熱(体温)を上げるおすすめの服装を紹介しました。
ポイントは汗をかかないことで、石原先生によると簡単に脱ぎ着しやすい服、カーディガンやパーカーなどを着ると良いとのことです。
さらに石原先生は、腹巻を着ることをおすすめしました。
おなかを温めると内蔵の働きが良くなり、平熱(体温)を上げることにつながるそうです。
またお腹にカイロを貼る場合、肝臓のある右上腹部(みぞおちから少し右あたり)に貼ると良いそうです。
体温が作られているのは筋肉と肝臓のため、肝臓を温めることで全身に温かい血液が送られるそうです。
肝臓の代謝を良くすれば悪酔い防止にもなります。
「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!ショウガを使う体温アップの方法は?
3つ目は”食事にショウガを使う”と体温が上がるかどうか検証します。
板野友美さんも検証に参加しました。
板野さんが豚のショウガ焼きを作り、食後10分で体温を測定しました。
食事前は35度8分だった板野さんの体温は、変わらず35度8分でした。
続いて食事前は36度5分だった坂下の体温は、36度3分に下がっていました。
石原先生によると、ショウガには体温を上げる効果がありますが、ショウガは調理法によって体温を上げる効果が損なわれるそうです。
ショウガの、体を温めるショウガオールと言う成分は加熱をすると増える性質がありますが、100℃を超える高温で加熱すると効果が弱まってしまうそうです。
フライパンを強火で熱すると数分で表面温度は150℃を超えてしまいます。
そのため、フライパンで豚肉のショウガ焼きを作るとショウガオールの効果が弱まる可能性があります。
ショウガを調理する場合は、 擦ったショウガやショウガの汁を、味噌汁、スープ、鍋などに直接入れると効果的です!
ショウガを使用して平熱(体温)の上がる方法は、100℃以上に熱しないことが重要です。
「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げる方法!おすすめメニューとは?
石原先生が、ショウガの温め効果を引き出す裏技を紹介しました。
1つ目の裏技は、ショウガを皮付きのまますりおろす。
ショウガの温め成分は皮の近くに多いため、皮付きのまま使うのがポイントです。
2つ目の裏技は、水を張った鍋にショウガを入れることです。
100℃を大きく超える温度で加熱すると体温をあげる効果が弱まるショウガオールですが、100℃以下で加熱した場合は加熱時間が長いと増えるため、煮込む場合は最初から入れると良いそうです。
ショウガを加えた出汁を沸騰させ、インゲン豆・タマネギ・豆腐を加えます。
インゲン豆と豆腐には代謝を上げるビタミンB1とB2が多いため、さらなる体温上げることが期待できます。その他、根菜類もおすすめです。
最後に火を止めて味噌を溶かせば、「ショウガのポカポカ味噌汁」の完成です。
食後10分で体温を測定すると、板野さんの体温は食事前の35度8分から36度0分に上昇。坂下さんの体温も36度3分から36度5分に上昇しました。
秋津先生によると、豚のショウガ焼きで平熱(体温)を上げる方法は、調理の最後に搾りたての生のショウガをかけることです。
香りも増し、体ポカポカ成分も多くなるそうです。
「主治医が見つかる診療所」平熱を上げる方法!体温アップの超簡単な尻シャワーとは?
自治医科大学附属病院の鍼灸師の中野明儀先生が、超簡単な平熱(体温)をあげる方法を紹介しました。
中野先生によると、お尻の上の方にある仙骨にシャワーを30秒当てるだけで平熱が上がるそうです。
仙骨のおなか側には多くの血管と神経が通っているため、仙骨を温めることで神経が刺激され血管が広がり血流がアップし、体全体を温める効果があるそうです。
体をよく温めるには、入浴では39度くらいのぬるま湯で20~30分入らないと効果が期待できませんが、お尻シャワーだと1回30秒を毎日長く続けることで同じ効果が期待できるそうです。
お尻シャワーのやり方を紹介します。
お湯の温度は40~42℃に設定し、シャワーをお尻から約10cm離し、お尻の少し上の仙骨に30秒当てるだけです。これだけで平熱(体温)を上げる効果が期待できます。
実際にお尻シャワーをしているという中野先生の患者さんは、以前は35度台だった体温がお尻シャワーで36度6分になったと話していました。
まとめ:「主治医が見つかる診療所」平熱(体温)を上げる方法は?効果は?
「主治医が見つかる診療所」の情報をもとに、平熱(体温)を上げる方法や効果について、重要ポイントを紹介しました。
平熱(体温)を上げることにより、免疫力がアップされ、がん予防や病気予防に有効であり、基礎代謝が上がりダイエットにも効果があることがわかりました。
今回説明させていただいた平熱(体温)を上げる方法の5つのポイントは以下の通りです。
1. 朝食には梅醤番茶
2. 簡単に脱ぎ着できる服装
3. 暖かい日も腹巻
4. ショウガは皮ごと
5. ショウガは100度以下で
ぜひ実践し、免疫力や基礎代謝を高め、寒い冬を風邪をひくことなく乗り切りましょう!